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2008年10月14日火曜日

1対15の格闘訓練

別に良いのではないでしょうか。
そういったことがあるのは実戦では有効であると思われる。
映画の世界でも大抵はやられ役のその他大勢を、凄い勢いでやっつける主人公というシーンも珍しくは無い。セガール、ジャッキー・チェーンなどの見せ場によくある。

ただ、訓練中とはいえ、「思わず食らってしまう」場合は充分にあり、オラが剣道の現役時は30分掛かり稽古という全員を相手に30分休まずに打ちまくるという肉体の限界を超える伝統行事をやったものだ。
今の若者の基礎体力がそれだけ低いのは認めるが、急所である顎に食らって脳震盪を起こした場合は一時停止して様子を見るか、すぐに病院に搬送すべきである。

オラも剣道の稽古とは関係が無いが、プロレス好きの先輩による超ハードな運動と実戦さながらのプロレスごっこをやり、顔面にかかとを食らって顔面骨折した事がある。
その時は死ぬほどの激痛はあったものの、患部のみの打撲だけであったため病院には行かなかった。
十年くらい掛かってその陥没した部分は修復されたが、時にはそういったことが経験として必要だと思う。
その経験があればこそ、今でも複数の不良に囲まれたとしても負ける気はしないほどの精神的余裕はあるばすだ。

今回の事件はリンチとなっているが、普通の高校の武術・格闘技系の部活動では未だに部の伝統として残っている可能性もある。
何も自衛隊や、社会人・プロ選手などにも限った事ではないはずだ。最近のマスゴミはそういった点を無視して騒ぎ立てる大げさな報道が多く、実際に世論を操作しているのはマスゴミにも大半の責任があると思われる。
今回の事故の被害者の方にはご冥福をお祈り致しますが、今回以外のケースでの自衛官の死亡事故や自殺の件数に比べると遥かに少ないケースではないかと思うし、同様の伝統的耐久レース的な訓練など、自衛隊だけにスポットを当てる価値は無い。
どんなところにでもそんな集団暴行を想定した訓練は存在するし、それに耐え、乗り越えた人間の精神力は、集団による暴力という理不尽な状況下に陥っても、それを回避・対抗できるだけの精神力を得ることができる。

ただ、今回は、怪我をしたあとの処置が悪かった。
それだけだと思う。

2 件のコメント:

  1. 確かに、そういう事態を想定した訓練も、必要だろうし有用だとは思いますが、非体育系なオイラから見れば、イジメ、シゴキ、見せしめにしか見えない。まして、「辞めていく人間(異動願いが受理され異動が決まっていた)」には必要の無い"訓練"で、明らかに不自然だと思うのです…。

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  2. まぁ、そこの伝統ってのがありますからなぁ。
    いま、騒いでいるのは「相撲のかわいがり」と混同されて大騒ぎになってるだけですよ。

    確かに死亡者が出たのは残念ですが、野球で言う千本ノックのようなものも含まれると思いますよ。

    剣道での場合は相手からの打ち返しもありますが、対峙しただけでかなりの精神力を食われることもありますゆえ、あの30分掛かり稽古は、持久力と精神力の限界を超える意味で経験した人間にしか達成感は分らないかも。

    とりあえず、やりすぎは良くないですが、個体差によっては加減しないとこうなるんですよね。

    こういう考えは体育会系な人間には多いと思いますよ。ましてや自衛隊員ともなると地獄の特訓ってのはあると思います。
    特殊部隊の隊員なんかは鉄ヘルで殴られることもあると聞いたことがあるです。

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