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2010年4月14日水曜日

コメ食ってチュン

「(o~θ~o)チユ・・・チユチユ」(食い物無いよー・・・)

とか外で鳴いている声で目が覚める。
玄関を出ると(o゚θ゚o)が一斉にコッチを見て駆け寄ってくる。

今日は暴風雪警報が出ているくらい寒い朝。
昨日の夕方は十分な量のコメを食わせたけど、さすがに冬に戻ったような寒さと、昨晩から続くこの寒風に体力を消耗したのか、朝から腹減った・・・腹減った・・・と聞こえるように鳴いている。

稲作と雀の歴史は、雀という生き物が人里にしか住まないというくらいの関係にある。
一時期は雀を大量に捕まえて米を食われないようにと農家が虐殺を繰り返してきたが、農業の機械化で米の大量生産が可能となり、今では雀に対してそこまで殺意をむき出しにする必要は無くなったものの、まだ雀を食う文化が残っている地域がある。

そこらじゅうで見ることができる雀という生き物は、それだけ人間の生活圏に重なる野鳥であり、加えて雑食である彼らは住宅地でもメジャーな野鳥でもある。
それだけ人との接触が多い野鳥だから過去の経緯はどうあれ、敵ではないと認識した人間に対しては簡単に気を許す固体も少なくない。
彼らは集団心理というものが強く、「最初のペンギン」のように、1羽が来れば半数以上が一緒に飛んでくる。他の雀がそこで学習して敵ではない人間を見極めれば、そいつは次から普通に飛んでくる。
もちろん米が大好きな野鳥だから、追い払われること無く米を食える状況は非常に魅力的なのだろう。

そんなことを繰り返していれば、うちのような雀の声で起きれる環境もできる。
皆がドラマやアニメなどで雀の声を聞くときは朝のシーンが多いと思う。
自然と「雀の声=朝」のイメージという構図ができているはずだ。
彼ら鳥類は早起きだから雀に限らずカラスでも同じなのだが、カラスのギャーギャー鳴く声よりは雀に起こされたほうが気分が良い。

雀に払った米は上品な寝覚めへの対価として考えれば決して高いものではない。
それに、雀が米を食っている顔を見れば、本当に旨そうに食う顔に和むというものだ。

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