2008年7月16日水曜日

振り込め詐欺→還付金詐欺

被害者の方には申し分けないが、機械に弱いかどうかと言うよりも、手口を見抜けなかったことに問題があるかと。

経験から言うと、パソコンでエラーが出ると「何か画面が出て困っている」とか言われることが多くある。
「何か出た」だけど、日本語なんだよね。メッセージは。
読めばいいのに「機械に疎い」という暗示を自分自身にかけて、「読むのも嫌だ」というフィルターをかけているからだ。
今回のATM操作の指示を携帯電話で指示するってことだけど、読むのが嫌だから、画面の意味も全く無気力で見ていて、「読めば分かるのに読まない」ということを逆手にとっている。

それ以前に、ATMの前から電話させて操作の指示を受けるという手口自体に大きな差が無いのに、どうして騙されるんだろう?

もし、オラなら騙されたふりをして、口座番号をメモ。即座に口座凍結して貰うけどな。
「それはオマエが機械に強いからだろう?」とか言いそうな人も居るだろう。
でもさ、機械に強いか弱いかっていうレベルじゃないんだよね。この話は。

既にこれは機械かどうかではなく、道具として考えればいいんだよ。
このことは親にも含めて言っている。
機械だと思うから拒否反応を起こすんだ。
機械ではなく道具だと思えばいいんだよ。

いま、人間が居なくても何らかの手続きをしたり購買したりするのは全部機械がやっている。
はっきり言って自動販売機の延長みたいなもんだ。
違うのは自販機のような単純な操作ではなく、対話式の画面の説明を読む気力があるかどうか。
読めば分かるのに読もうとしない人種が騙されるということだ。
これからテレビは地デジに代わっていく。
操作が分からないって人が、それこそ山のように出てくるだろう。

画面の意味を汲み取ってそれにしたがって操作する。
これを脳内で拒否しているうちは被害者になる可能性を孕んでいると言えるだろう。

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