2008年8月25日月曜日

今日、野鳥観察でわかったこと

公園の東側に縄張りを持っているハシボソ一家の夫婦がオラを発見して寄って来る。
「やぁ、こんにちは。今日は大したもん無いけど、これでも食ってけろ。」
濃縮還元果汁100%のグレープジュースをパンに染み込ませてあげた。
これは前回、大好評だったので、5回「おかわり」していった。
とりあえず、たんぱく質はいつものドックフード(ビーフジャーキー)を数本与える。
お腹いっぱいになったのか、近くの松の枝にとまって演技を披露。
今日は新技だった。「夫婦で揃って交互に カッポン、カッポン・・・」
そう、ワタリガラスの鳴き真似だ。おお、上手い上手い!w
ちょっと声が低いけど、なかなか上手だったよ。じゃあね。

次いでハシブトガラスの観察に入る。
公園のベンチに座ると、オラを見つけてやってくる。
近くのハシボソ一家(公園西側)も参上だ。
もちろん、スズメもハトもやってくる。
更にカモメも登場。カモメよ・・・ここはオマエの活動エリアじゃないだろ?

ハシボソが追い出しに掛かるが、逆に威嚇されてこっちを見ながらしょげている。
しょうがないな・・・と、若いハシブト兄弟に命令、「やっておしまい!」
ハシブト兄弟の同時コンビネーション攻撃。カモメを見事に追い返した。
ご褒美が欲しいというのでジャーキーとパンを提供。
ハシボソ一家はちょっと距離を置いて羨ましそうに見ている。
うーん・・・努力は認めるとしよう。ジャーキーを1本ずつ与える。

オラはスズメが好きだが、ハトが給餌の邪魔してくれちゃってるんでハトに威嚇して追い払っているんだが、ハトはバカなので追い払っても追い払っても来る。
これも面倒なので、ハシブト兄弟に、「ハトを追い払って」と頼む。
ハシブト兄弟は面白がってハトの群れに特攻する。
とはいっても羽を咥えて毟る程度。いまのところ怪我や殺すまでやってない。
はいはい、ご褒美ね。ジャーキーをやる。

ハシボソがすねて向こうに歩きながらこちらを見ている。
(*´Д`)=3 すねても可愛いw
仕方が無いので米を撒く。スズメがどばーっと群がるが、カラスは怒らない。
ただ、ハトが群がるとカラスが追い払う。
ハトの食欲は底無しに思えるほどで、スズメがプチプチと1個食うのに10秒くらい掛かるのに、ハトは10秒もあれば10粒以上食う。
これにはカラスたちもムカツクらしい。ハシボソは生米も好きだし、オニギリも大好き。
ハシブトはあまり米が好きじゃないらしく、もっぱらジャーキーかビスケットとかの菓子類だ。

これらスズメ・ハト・ハシボソ・ハシブトに共通しての好物がある。
東鳩のオールココナッツである。ほんと、カスの1粒まで残さず啄ばんでる。
よほど旨いらしい。まぁ、栄養価もあるしね。バターの風味が良いですし、気持ちは分かります。

今日は、喋るハシブトが来なかったので言葉遊びができなかった。
おはようも「おーぁよー」だし、「チョウダイ」はまだリスニング中である。
「チョーダイ」さえ覚えてくれれば、他のカラスも真似すると思われる。
そうすれば、カラスの文化である「真似」を利用して、「チョーダイ」と言えば食べ物が貰えると学習する。

最終目的は人間の言葉を理解させ、簡単な会話をするってことだ。
現状としては、多少の言葉とジェスチャーで意思の疎通ができそうってとこまで。
人間の行動パターンもちゃんと学習するし、簡単な命令も理解でき、従ったら食べ物をもらえるということだ。

例えば、カラス属が簡単な人間の言葉を理解して、それを実行することができれば、彼ら羽を持つ者は必ず人間の役に立つ存在になるかもしれない。
現在、カラスの言語は40単語と言われているが、オラ的には、ハシブトガラスがハシボソガラスとコミュニケーションしているのを見ているし、ハシブトはハシボソ語の発音ができることも分かっている。
わざと、縄張りの中間地点に居て待機していると、互いの衝突を避けたいという感じで、オラを中心に同心円状に待機することも分かった。

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