カラスと付き合って既に10ヶ月ほど経ったが、人間の行動パターンを学習したり、他のカラスにエサを取られないようにハシブトガラスが近づけない距離まで近寄ったり、公園内のどこらへんに居るとエサを貰いやすいかとかいろいろと考えている。
中でも縄張りを持つハシボソガラスの中にはオラが行くであろう場所に先回りする者までいる。
これは学習能力の延長上にある行動心理学をカラスが自分で考えて行動しているとしか思えない時もある。
正確にはそれに近いという形になるが、餌を置くであろう位置を目配せするとハシボソがそれを見て予めそこで待機するということだが、中には通るであろうルートを予め予測して待っているハシボソまで居る。
それというのも最近はハシブトがオラを公園内で追い掛け回すという行動になっており、ハシボソ用に巡回しているコースをハシブトが学習し、通ろうとする道の先々までずらーっと並んでいる。
そのためコースの変更を余儀なくなれているのだが、ハシボソも必死。エサを置いたら直ぐにそこへ行けるように、オラが置くであろう場所の近くで隠れて待っているのだ。
大抵はオスが見える位置に待機しているのだが、メスはオスがエサに飛びつくのと同時にどこからともなく飛んでくる。まるで計算づくのタイミングだ。
まだ1年にも満たない期間ではあるが、カラスの頭脳というのは人間の行動を予測できるのかも知れない。まぁ、ハシブトはとにかく近くに来れば良いという単純な行動をとるが、ハシボソの行動はハシブトに比べて知性を感じる。
エサやりについてはどちらかというとハシブトの方が面白い。ハシボソは縄張りに固執し過ぎるあまり、ハシブトを威嚇している間にエサを取られまくりではあるが、ハシボソも如何に多くのエサを咥えて離脱できるか日々考えているようだ。
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