4:30から公園をウォーキング。2時間ほど歩いたり、途中で野鳥の相手をしたり。
薄暗くなる頃でもカラスは夜目が利く。
既に50m手前から歩道脇で待機しているのが2羽(ハシボソ夫婦)居た。
こちらはバンダナにマスク(花粉症なので)という風貌。
でも、カラスにはどんな格好をしようともオラが分るらしい。
いつもの約半数が近寄ってくる。この半数との付き合いは長いので分って当然だ。
一番近くまで来るハシブトはいつものように前に立ちはだかり、連続キャッチを決める。
オラに危険を感じなくなったようだ。恐れもしない。
ハシボソも海岸にいた連中が防風林の暗がりを歩くオラを見つけて駆け足で寄ってくる。
こいつらも目がいい。いったいどの部分でオラを判別しているんだろう。
公園を4周した辺りでマガモの中でも若い連中がオラに気付いて寄ってくる。
生憎、オラはパンの耳を持ち合わせていない。近所のファーストフードでパンの耳を入手する。
池に向かうとカモ達が待ってましたとばかりに寄ってきておねだりを始めた。
2袋目を撒き終わるというころ、17:30手前くらいにカモを品定めする爺さんが何も言わずオラのほうに近づいてくる。
カモがその爺さんに目が行った瞬間、カモの3分の2が警戒音を発して飛び去った。
爺さんは驚く様子も無く、残りのカモをジロジロと見ている。
それに気付いた残りのマガモも警戒音を発して逃げた。
オラは動物。特に鳥類には好かれている。オラも鳥が大好きだ。そういう気配を向こうも感じているのだろう。
だとすると、特に声を出したり何かを投げつけるでも無い爺さんの視線にはきっと殺気が漂っていたのかも知れない。
人間から見れば何もしていない。カモがあの奇声を上げて逃げるのは危険を感じたときだけだ。
きっとあの爺さんは過去にもここでカモを密猟していた可能性がある。
それがカモには野生の感で分ったのかも知れない。
もう既に陽は落ちて、オラの顔すら判別できない状態でもカモはオラがわかる。
ということはオラが発している (*´Д`)=3 カモかわいいよぉ オーラ(気)がカモには何らかの視覚情報として見えていることになる。そうでなければ同じ条件下。
爺さんがカモを見ただけでカモが危険を察知し警戒音を出すはずも無い。
カモが飛び立つと爺さんもカモが飛んでいった方向に歩いていった。
目つきはつきは鋭かった。(オラも普通の人間より夜目が利く)何か良からぬことを考えているに違いない。
殺気はカモに向けられていたと思われる。マガモの肉はジビエと呼ばれ高値で取引される。
きっとこのカモの集団の中で過去に仲間がこの爺さんに捕まったのを目撃している個体がいるはずだ。
そうでなければ、爺さんがカモに向かって殺気を放ったはず。
カモにはその殺気が見えて逃げたのかも知れない。
とにかく、あのカモの反応は明らかに危険を感じた逃げ方だった。
公園は勿論、禁猟区だろうし、カモを捕獲するのは問題があるだろう。
でも、犯行が夜に行なわれていたらどうだろう。
もし、今後、カモの数が急激に減ったらオラには分る、カラスやスズメも一時期オラを警戒した時期があった。オラが公園に居ない間に他の人間が危害を加えようとしたか何かしたんだろう。
でも、オラはいつもどおり野鳥に接している。敵意など持つはずも無く、臆病なスズメやカラス、カモでさえオラには気を許している。
公園ではカラスが鳩と一緒に人間からエサを貰っているし、人間に対して威嚇をしないように躾てある。
人間の中にはカラスを怖いと思う人も居るだろうが、彼らは人間に危害を加えるのは巣立って間もない自分の子供に近づこうとした時。死んだ仲間の遺体に近づこうとした時。これだけである。
それでも特定の人間は何もしないと学習すれば威嚇もせずに普通に接してくれる。
今日は野鳥が持つ直感の鋭さ、カラス同様に、カモが物凄く夜目が効き、人間の感情を読み取れるという事が分かった。
兎にも角にもあの爺さんに対するカモの反応は敵に対する反応だ。
あの爺さんは完璧に怪しいな・・・カモから見てあの爺さんは敵だと写ったということだ。
帰り際、いつぞやブルドーザーのバケットで水を飲んでいた猫が水溜りで水を飲んでいた。
オラは、普通に「こんばんわー」と声を掛ける。
あちらも特に逃げる訳でもなくオラはその横を通り過ぎる。
いつか野生の熊にあったら、オラに対してどういった反応を示すのか非常に楽しみである。
敵意は無いし、相手が威嚇したらこちらは全力で相手をするまでだ。
だが、相手がこちらを警戒していない場合は、こちらも警戒しないと決めている。
相手がドーベルマンでもオラの気迫にビビったくらいだ。
動物にはオラの気(オーラ)がどのように感じているのかは分らない。
動物と接する事で、人間が動物だった時から失われた何かを取り戻したい。
オラは動物とは心と態度で話すものだと思っている。
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