オラのパソコンはもう4世代以上前のパソコンである。
Pentium3の700MHzでWindows2000sp4。
動作はベース100なので133MHzで動かそうとしても動かない。
久しぶりにBIOSから少しだけオーバークロックを設定してみた。
1.33倍では動かなかったMX-3S(マザボ)ではあるが、1.14倍ではどうやら動作に問題がないようだ。
まぁ、速度が単純に早くなったとしても基本的にOSやその他の処理でがある程度のパフォーマンスを奪われるのだが、単純にそれらの部分は動作環境の一部であり、実行速度のパフォーマンスはOSなどが使ってしまう分から差し引いた分である。
単純に倍の速度のCPUに換装したからと言って、単純に倍になるわけではないが、それでも随分と違う。一応、1GHzのCPU(ジャンク)と512MBのD-RAM(貰い物)はあるが、マザボのBIOSが古いので対応できない。
いまのところ、ネットやウェブサイトの運営、文書やオフィスアプリは遅さを感じるほどではないが、音楽やムービーのエンコード時間は不満が残る。
で、ちょっとだけ速度を上げてみたってこと。
一応114~177%ではギリギリ大丈夫そうだ。DirectXではPentium3-800MHzとして認識しているようで実質的には速度が20%ほどアップしている。
たとえば、OSには推奨スペックという物がある。
推奨されるCPUの速度とRAMの実装は、OSが快適に動くための速度であって、その推奨値とは別にソフトウェアが快適に動く。または必須とされる速度があり、Osが多くの負荷が掛かる場合、いくら推奨値を満たしていても、ソフトウェアが動かないってことだ。まぁ、動いても処理が重くて使い物に成らない場合もある。
Windows2000/XP/Vistaと表示されていればそのいづれのOSでも動作するが、OSそのものの必須スペックというものがあり、動作が軽い順で言えば2000→XP→→Vistaだ。
2000は233MHz/64MBのマシンでもごちゃごちゃ入れなければ十分に使用に耐えうる。
XPは2000よりも倍近い負荷がかかりOSが動く分でいっぱいいっぱいになってしまい、ソフトウェアの動作は仮想メモリ(HDDにアクセスする)に頼るため動作が遅くなる。VistaなんてものはそもそもOsの推奨スペックが一昔前の3Dゲーム並に推奨スペックが高いので、動く事は動くんだけど、スペック不足で一部のパフォーマンスが著しく落ちたり、OFFにするか、クラシック表示にする必要がある。
その他にもマシン各部のパーツの処理能力も影響する。
オンボードのGPU(グラフィック・プロセッサー・ユニット)か増設されたGPUかで画面の処理能力が大きく影響する。RAMは多ければ多いほど快適になるが、マーザーボードにはRAMの搭載限界があるし、そもそもOSにもRAMの認識限界がある。そしてHDDにも・・・
その他の部分っていうのは、持っているパソコンのハードウェア的な処理能力に使われる部分だ。
ハードウェアが優秀であればOSやPC本体への負荷は減る。ただ、最低限の物がついているだけのPCでは、その分の作業をOS側やパソコン本体で擬似的に分担してやる必要がある。
オラのマシンのGPUはGeforceFX5200/128MBでシングルチャンネル。デュアルチャンネルで128MBの方が良いのだが、箱を開けてみたら基板にはシングルチャンネル分のV-RAMしか搭載されていなかったが、Geforce2MX/32MBに比べたら大違い。サウンドもYAMAHAのDG-XGを積んでいるので、オンボードの安物チップと違い、ハードウェアが行なってくれる処理が多いのでPCへの負担も少ない。
オラのマシンはヘッポコではあるが、今回のCPUのオーバークロックで処理速度に多少の余裕は出来たし、その余剰分は100MHzではあるが、他のOSやハードウェアの処理に必要な分は決まっているので、余剰分の比率は100MHz相当ではなく、ソフトウェアによっては体感としてはその2~3倍ほどになる場合もある。
古いPCを使いつづけている人はBIOSから少しだけオーバークロックすることでだいぶ快適になるのでお試しあれ。ただ、本来の速度以上に負荷を掛けるのでマシンの寿命が速まることも在り得るので注意しましょ。この辺は自己責任ですが・・・
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