2009年1月30日金曜日

今日のメインディッシュ

カラスは脂っこいのが好き。
食パンばかりで飽きていると思ったのでフジッリにマヨと砂糖を混ぜた。
非常に高カロリーで脂肪も溜まる。
これで2~3日はエサやりに行かなくても大丈夫だろう。



食えなかったカラスは近寄ってこない(つまりオラを信用していない)ので仕方あるまい。
もう1年近く経ったんだから近寄らなければメシに有り付けないということくらいは理解しているはず。
可愛そうだけど、そこまで面倒見切れ無い。

今日は西のボスの寝倉から侵入し、他のカラスが集まる前にパンを一掴み雪の上に置く。
西ボス家族は独占的に食事にありつけたのであとは無視だ。

東のボスは奥さんには分け与えるのでサブレ2枚をいつもどおり手から渡す。
ただ、今日は渡すのに2分も掛かる。そんなに深刻に飢えていない場合の態度だ。
以前、1週間行かなかった時は、オラが何もしないことを知っているので3秒で手から持っていったのに・・・

まぁ、それでもオラを見つけるとスキップしながら走ってくる。
カラスなのに飛ばずに走ってくるのはハシボソらしいというか笑える。
それがハシボソの可愛さなんだけどね。ハシブトはちょっとの距離でも翼を使うが、ハシボソは歩くのが好きだ。

当然、いつも東のボスが優遇されているのが面白くないハシブト2羽(ビビって近寄れないヤツ)は東のボスを執拗に追いまわす。つうか、手でエサを渡すのに半年以上掛かっているのだ。それだけ付き合いが長いんだからしょうがないでしょう。
オラにとっては東のボスと西のボス。西で生まれたハシブトの兄弟しか観察対象ではなかったんだから。

それにしても東のボスの見事な空中戦は見応えがある。
ハシボソの小型で空力特性の高いボディーはブトよりも空気抵抗が少なく旋回性能も高い。
大型のハシブトがいくら全力で追尾しようとも急下降や急上昇、急旋回に着いて行けるはずも無い。
当然ながら追っても無駄。いつも東のボスは余裕で逃げ切る。長くて2分くらいやっている。
パターンも決まっていて、一旦沖合いに全力で逃げ、沖合いの波消しブロックで90度旋回。
防波堤に向かって飛んでまた90度旋回して川の向こうの公園の茂みに隠れる。

カラスの観察で面白いのは近寄ってくるカラスの表情観察の他に、喧嘩と空中戦だ。
ただ、ハシボソの喧嘩は目の前でされると非常に困る(負けたヤツの胸毛を毟りまくる)のでいつも喧嘩の仲裁に入らなければならない。
頼むからオラの目の前で毟りまくりはやめろ・・・この寒い時に羽毛を毟られたら困るだろ。
やるなら夏にやれよ。
ハシブトの場合は、相手の脚を掴んで仰向けにした方が勝ち。それ以上は攻撃しない。
だから喧嘩の始まりは両方が同時に垂直飛びして脚の掴み合いになる。
勝負は一瞬で決まる。脚に刃物をつけて殺し合わせるシャモの喧嘩など見たくも無いけど、ハシブトの喧嘩は面白いと思うな。


海岸には益々増えた絶滅危惧Ⅱ類のコクガンがこちらを見て何か食えるものを撒いているらしいと理解はしているようだ。
ただ、人とは距離を置いている鳥なので20m以上は必ず離れている。


結構、神経質なんだよね。
でもまぁ、渡り鳥とは距離を置いたほうが無難か・・・

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