2009年3月5日木曜日

アメリカンドリームは終った

なんか節約思考とかようやくエコに目覚めたようだ。
でも、大量消費、大量廃棄は続くんだろうな。
エコ分野でブッシュのアホが経済を優先して参加しなかったアメリカでもエコ分野でトップを目指すとは言ったものの、日本の優秀な町工場のような器用さや高品質を目指せるかは、大雑把で何でも大きいものがいいってアメリカ人には気質が合わないんじゃないのか?
世界の文化をリードしていたアメリカも今回の世界恐慌の原因を作っただけに少しは自分の足元を見つめなおす時が来たんだろうと思う。

米メリルリンチ:幹部に巨額報酬、1人33億円のケースも - 毎日jp(毎日新聞)

アメリカのバブル崩壊の原因を作った金融や、自動車メーカーの経営者が法外な報酬を受けていたのも今回の件で相当叩かれた訳で、役員は与えた損害に対して責任を取ればいい。財産差押えも含めてね。
一部の人にこういった金が集中して、一方では医者に行く金も住むところも無い。学校にも行かない子供や歩くのも危険な町なんかもあるのもアメリカ。一攫千金の夢はいつまでもあるとは限らないし、やっぱり今頃になって政策転換したところで大きく技術が遅れている。
所詮は資源の無い国のように工夫したり小さくて高性能なものを作るのが上手い国。なんでもパクるコピー天国のアジア圏の商魂とはそういったモラル以外の努力が足りないんだろうと思う。

日本だって戦後の高度成長期にパクリから始めたわけで、今の中国や韓国が戦後の日本の姿。
モラルなんてものは国が成長すれば自然と着いてくる。いまの中国や韓国のように「やったもん勝ち」はそうそう長くは続かないだろう。
アメリカが今後、環境やエコに取り組むとしても、やはりエコや技術の点で先進国の北欧や日本・台湾・韓国に追いつくには他社の製品のコピーから始めるしかない。

一定の技術が行くところまで行ったら、あとは奇抜なアイディアで抜くしかない。太陽電池だって最初は普通に蒸着させていたものも、数十年前にアモルファス金属(非結晶金属)という技術で発電能力を高めた。これを越えるにはガンダム00のような宇宙空間での太陽光発電システムでも実用化させないと革新的なエネルギー産業は生まれないかもね。原発だってもう確立された技術だろうし、風力は常に風が無いといけないし、あれは野鳥が羽に激突するんであまり環境に良くない。
そうなると世界ではまだ少ない海水の温度差発電(アンモニアの気化と液化を低温の温度差で行なって発電する)や、潮力発電(波の満ち引き)、地熱発電くらいだろうな。日本みたいに温泉大国(火山列島)なら資源は豊富だ。

あとはオラが昔から考えている「海流発電」だろうな。だけど、この海流って映画のデイ・アフター・トゥモローによれば温暖化により極地の氷が溶ければ海流も変わると言われている不安定なものだ。
でも、海に離岸流の通り道を故意に作ってプロペラを回せば小規模なものなら作れるかもしんない。無人島でも数人が暮らせるものから数百人が暮らせるくらいのものまで。

アイディアがどこまで実用化されるか分からないけど、そういったアイディアをデータベース化して共有・開発できるサイトでも日本で作ればいいのにね。なにも研究者だけが全てではない。一般の人だって何か研究者が気づかないアイディアをフッと考え付くかもしれないんだし。その辺のインフラの整備とかお金を掛けるべきところが軽視されがちなんだよね。人間ってのは本当に非効率な生物だと思うよ。

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