公園出身のカラスの顔は仕草も含めて30羽ほど把握しているが、一昨年以前の子供は知らない。
だけど、この花見の季節は食べ物で溢れる公園にエサ目当てで集まっているようだ。
今し方、公園に行ったら100羽ほどのカラスに囲まれた。
ハシブト90:ハシボソ10くらいの割合である。
明らかにオラの知らない顔のヤツが多いのだが、顔がソックリなのも居る。
親が同じなのかな。羽が綺麗なところを見るとまだ2歳というところだろう。
ボソ子は第一風切羽が少し茶色っぽいので直ぐに分る。こいつらはまだ1歳前後だ。
ブトも頭がフワって羽が虹色になっているのがまだ若い個体。
人間のお肌と同じで、若いカラスとそこそこ生きているカラスでは体格とクチバシの色と羽の色が違う。
ただ知り合いか否か完全に区別できる点は、オラを知っている固体は何があっても鳴かない事。
で、ソックリさんは「あー!」って鳴いている。オラに向かって「あー」って言うのは親子ブトしか居ない。
ボソはいつものボソ子とエリアボスなのですぐにわかるが、明らかに(* ̄(エ) ̄)?「あんた誰?」ってのが居る。しかも頭頂部の逆立て方が随分と特徴がある。
人間と同じでヘアスタイルも違うしな。同じように見つめてきても、オラを知っているカラスは目を反らさない。反対に、知らないカラスは見ただけで逃げ腰になる。
それでも、集まりすぎなので無視してカモにエサを投げつづけるオラ。
目が合うと貰えると知っている知り合いのカラスは隣に座って効率よくゲットしているが、その他大勢が圧倒的に多く、しかも煩い上にオラの周りにドーナツ状になって群がっている。
これはある意味で異常事態だが、オラはちっとも怖くないので平然としているものの、それでも通行人が見たら変だろう。
カラスにも集団真理というものがあると理解した今日このごろ。
人間が行列に並びたがる変な習性と同じで、カラスも仲間が集まっていると何かクイモンがあると思って集まるのだ。カラスが集まって怖いとか言う前に、行列に集まる人間だって、一箇所に群れるのが好きだろう。
で、100羽のカラスに全く動じないオラに誰もちょっかい出す訳でもなく、ひたすら待機する知り合いと、ひたすら「あー」「あーあー」と鳴く知らないカラス。静かにしないと貰えないことを知っているカラスの中で、とうとう鳴き止まないヤツに教育的指導をかますヤツも出始め、ますます騒然となる・・・・
うっせーよ!ヾ(`(Д)´)シごるぁ!・・・
周りが「うっせー!」と「しー!」に過剰反応する。知り合いはいつものことだから「伏せ」になるが、知らないカラスは一斉に逃げる。
たまたま真横にいたボスがいきなりの「シー!」にビビって細くなって固まってたのを見てオラは爆笑。
おっと、変なヤツだと思われる・・・てか、変なヤツだけど。
( ´(Д)`)y━~~~ 少し静かになったな・・・カラスは静かなら何も問題は無い。
地面に居るってことは頭上からウンコ落とされないし。
上から威嚇されることも無い。人間に対して用事がある時は地面に降りろと教育したからな。
さて、カラスに襲われるという話があるようだが、カラスは余程の事が無いと人間に危害は加えない。
猫1匹に30羽のカラスが連携しても追い出すのが精一杯。
しかもナーバスになるのは育児中だけだし。
カラスなんてんなものだ。ちょっとでかくて黒くてクチバシが鋭くらい。
マジでニワトリよりもカラスの方が絶対に可愛い。
オラは知り合いのカラスだけの場合は和みモードのオーラを出しているが、こんな大群の中に居る時はピリピリした感じのオーラを出している。当然、カラスも直視される度にビク!となる。
知り合いのボソ子とブト子だけは「なんかクレるの!?」みたいに詰め寄ってくる。目が合えばエサが飛んで来る。条件反射である。
絶対に危害を加えないことを知っているからなんだろうけど、最初に接した人間が人畜無害だから全く怖がらないし、良い子にしていれば何かもらえると思っているからな。
オラは鳥に対して平等に接するから。
度が過ぎると流石に怒るけどね。
オラの目の前では過剰な喧嘩はさせないし。
エサが欲しければ地面に降りろ。
威嚇したらどっかに飛んでいくまで逆に追い掛け回される。
ブトは頭の上から人間を威嚇する性格だが、逆に自分の真下から睨まれ、追い掛け回されるのが大嫌いときたもんだ。仮に届かなくても、睨まれると嫌がる。近くの木に逃げるけど、しつこく真下へ真下へと行こう。
そのカラスは人間を威嚇したってロクなことになら無いと学習するから。
これから子育ての季節だ。
人間がカラスに蹴られる事件もあるだろう。
でも、目を離さなければ追って来ないし、睨むと逃げるし。
人間は怖いけど何もしなければ何もされないと覚えれば何もしてこない。
ヤツらだって人間を敵には回したくないしな。
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