2010年2月17日水曜日

ラジオのCMで嘘を言うのは良くない

どこぞの国が森を伐採して国土の大半を占めていた森が大幅に減ったそうだ。
国は農家に支援をして森を増やしていった。
森を伐採するのも人間だが、森を創れるのも人間だけだという内容だ。
うそ臭くて吐き気がするね。馬鹿じゃねーの?と思った。

本当に無知で大きな間違いだ。
きっと自然科学に無知で、そっち方面の識者が居ない団体なのだろう。

いいか?、森を殺すのは人間だけだが、森を創れる人間は少ないんだよ。
日本にも僅か数人しか居ないだろう。
同種の木を混ぜて植えることで木に成長を競争させ、通常の植林の数倍の早さで森を再生させる達人はTVで何度か取り上げられた。
あのような達人はホンモノの森を知っている数少ない人間であると感心した。

自然の主役は人間ではない。
そこを生活の場にしている小動物から大型獣までを含む豊かな生態系なんだよ。
その中に人間は入っていない。

唯一手助けできるとしたら、人間が植えた杉を徐々に伐採する事だけ。
放置していけば風や鳥。小動物の営みで森は復元する。
自然とは自然が創るもの。
自然から逃げた人間は破壊するのみ。
人間が自然を手助けしたければ、一切壊さず、自然のまま何もしないことが一番だ。

日本じゃヒヨドリなどの木の実を食べて糞を落とす小鳥がそうだ。
ドングリの掘り忘れで森が再生する話も、リスよりもネズミが主役とも聞く。

唯一、動物でも森を破壊する者が居る。
それはゾウだ。
だけど、ゾウの糞から木が生えることから、破壊と再生が同意とされている。

ゾウのそれは森の更新とも言えるが、サバンナなどではゾウが残り少ない木を押し倒して食べてしまう被害もあるという。
ただ、実際のところ、文明の火力はお金が掛かるからという理由で、木を伐採しているのは炭を作ろうと木を無造作に伐採している現地の人間のほうだ。
砂漠化は自然の力でも起こるが、人間が介入したとき、絶妙なバランスを保っている自然をいとも簡単に崩してしまう事から人間の手による砂漠化の進行はとても早い。
アマゾンは密林だけど、表土は薄い。
木を伐採したら赤土が出て、肥沃な土は簡単に雨で流れる。

日本でもおなじみだろう。
杉を植えた山が地震と大雨で地滑りを起こし、集落を飲み込む。
ダムを作ると地層の隙間に水が入り込んでダムの湖畔の斜面が崩落する。
ダムが予定の年数を超える工事期間を要し、予算の数倍掛かるのはこのせいだ。
自然を楽しみたいと遊歩道を作れば踏み固められた遊歩道には雨が染み込まない。
遊歩道を流れた水が清流に流れ込んで泥水になったり、十二湖の青池が濁るなどの現象も、自然を知らない馬鹿な人間が自然に手を加えた結果だ。

全く以って人間のすることは訳がわからない。
その代表的な勘違いが、最近ラジオで流れているCMのような勘違いを助長している。
傲慢と無知。
人間という変な動物が持った性格のひとつだよね。
「嘘・大袈裟・紛らわしい」の報告ははJAROだっけ?
まぁ、あすこに問い合わせたところでどうにかなるはずも無いんだけどね。

2 件のコメント:

  1. (* ̄(エ) ̄)ノさん、こんばんは。

    > 森を伐採するのも人間だが、森を創れるのも人間だけだという内容だ
    → 要するに、ヒトが自然を保護する、と言っていますね。確かに、こんな風に信じているような人はいますね。アリにも、気色が悪いです。

     ところで、教えて下さいませんか?Avastがavast 5になっていることにさっき気が付きました。それで、Thunderbirdに関して、「Please disable SSL/TLS in your mail client」というpopupが出ました。Thunderbirdの SSL/TLSを無効にするにはどこをどうすればいいですか?

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  2. 逆に、avast!からThunderbirdを許可すればいいんじゃなじの?

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