2010年5月16日日曜日

日本野鳥の会がスズメの減少を調査するという

前から分かってたことだよ。
戦後から1/10にまで減ってるらしいじゃん。
野鳥のことを全く考えない公園の管理とか、最近の住宅のように軒下の隙間が無い家が主流だとスズメが営巣できない。
家なしスズメが増えたことが主な減ってる原因だよ。
外面だけ見て数を調査する前に、スズメをストーカーして彼らの生活の実態を勉強しなさい。
オラは既に3年も調査している。
彼らが好む巣の場所や毎年同じところに営巣すること。
営巣場所での乱闘騒ぎ(巣の奪い合い)なんかも見ているからね。

スズメを増やすなら軒下に長屋のような巣箱をたくさん設置すればいい。
彼らはそこを繁殖の為の営巣に使うほか、風雨や雪を凌ぐために使っている。

他にも看板の隙間、鉄骨パイプの穴から中に入って営倉。
公園の便所のスライドドアのレールの中。
入り込める場所で猫がジャンプしても届かない場所に安心を感じるからね。
鉄骨なんかで公園の林の中に集合住宅を作ってやるだけでも違うと思うんだよ。
害鳥といわれているスズメだけど、家庭菜園や花壇を害虫から守ってるのはスズメなんだよ。

オラは彼らを増やす手伝いをもうかなり長い期間やってる。
さすがに勝手に巣箱を設置することはしていないけど、予算と依頼があれば協力してやっていいと思ってる。行政がそこまで環境のことを考えているとは思っていないけどね。

あと、スズメの天敵は猫とカラスとTVで言ってるけど、勘違いしているよね。
スズメの天敵は猫であるのは間違いないが、カラスはスズメを捕まえる苦労を惜しむから主にナマゴミ食ってんだよ。
しかも、カラスはカラスでも、スズメを襲うのはハシブトガラスだけだし。
ハシボソガラスはスズメを襲ったりしない。
それと、天敵という関係でも無い。

かれら野鳥は互いに警戒網を共有しているし、カラスが猫を追い払うことで他の野鳥がどれだけ恩恵を受けているのか知らないでしょ。

2 件のコメント:

  1. 以前に東京新聞(中日新聞)で報道された内容は不正確で、スズメの減少を示す確固としたデータは無く、環境庁も特に何も発表していないようですよ。
    http://biology-ee.iwate-med.ac.jp/osamu_mikami/chunichi-shinbun.html
    そういう意味では、日本野鳥の会の調査は意味があると思います。
    あとスズメ以外の鳥類の食害被害も減少しており、農作物への食害被害の減少は、スズメだけの傾向ではないようです。

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  2. なるほどなるほど。
    参考になります。

    実はオラが観察を開始した年の子スズメの巣立ち数は近所の公園だけで軽く300を超えていました。
    ところが、毎年、公園の管理事務所はスズメが営巣中にも関わらずアカシアを伐採しています。
    今ではその数は数えるほどにまで減りました。推定で20分の1か30分の1です。たった3年で。

    近所の公園ではまだアカシアの伐採を続けるようです。根が浅いとか、成長が早く木が柔らかい。外来植物だからとか色々な理由からでしょう。
    でも、切るなら別に晩秋や早春でも構わないはず。同じようにカモやカラスの巣立ちの時期になると草刈をはじめる為、子供が隠れる場所を失います。
    更には、池の中にある島に橋を渡したために猫が島に渡れるようになりマガモが営巣をやめたりと酷いものです。
    全部人間の都合だけで野鳥のことはお構いなし。せめて公園の中だけは野鳥の安心して暮らせる場所になってほしいものです。

    スズメが好んで営巣するアカシアの巨木は皮と幹の間に隙間が多く、枝が折れた場所にできる虚などに沢山の隙間ができています。
    毎年、何処の木にどれだけの営巣があるか確認していますが、50年どころかここ数年での減少数は著しく、対応は緊急を要するかもしれません。

    野鳥の会の調査方法はどのような手順で、どのような項目に渡っての調査方法なのかは分かりません。
    でも、スズメって思ったより適当な隙間さえあれば贅沢は言わないようです。

    公園で一番人気なのが柳の木の虚。次にアカシアの巨木。そして、ソメイヨシノの虚。公衆便所のスライドドアのレールの中という感じです。赤松の枝が雪の重みで折れたりすると穴ができることが多いです。腐りにくい木ですが、うまいこと巣が作れる穴ができるものです。アカマツだけでも5~6箇所に営巣しています。

    公園の周囲には古い民家や廃屋、民家の小屋などがあり、人工物に営巣するスズメの好みが分かります。

    それでも自然物よりも人工物をうまく利用するのが多いと思っていたのですが、一番人気が木の虚という結果は意外でした。

    他には民家の外壁についている換気扇のカバーの中というものもあります。
    2cmx3cmの隙間さえあれば充分に入れるところなんか、「頭さえ通れば入れる猫」みたいな感じで笑えます。狭い隙間にモゾモゾと入っていく様子は何か手品でも見ているような感じです。

    顔見知りのスズメにはパンを投げてどこに飛んで行くか確認したり。
    ウォーキングの最中に「シュリシュリ」と鳴くヒナの声のする場所を探したり。
    オラを知らないスズメは逆に「アッチ行け!」(ジジジジジ!ジジジ!)と言うから発見も容易です。
    声の強弱や鳴く間隔で巣にどれだけ近いのかも分かりますし、あとは枯れ草や巣材の一部が落ちている場所の真上を見るとほぼ間違いなく巣があります。

    身近な小鳥ですが、その生態を詳しく写真たっぷりに説明しているサイトはないですよね。

    時間があれば自分で立ち上げたいのですがブログでお茶を濁す毎日です。

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