木酢液(もくさくえき)は燻製臭い液体で、植物を燃やしたときにでる煙を冷やしてできる蒸留液。
農業に於いて民間薬みたいなもので、病害虫予防・殺菌作用・防腐作用などの効果があるとされるが、成分を厳密に計測していないため、農薬として認められていない液体である。
酸性の液体で臭いが強く、タールを微量含んでおり、添着剤(てんちゃくざい)の効果もあり、塗布剤(とふざい)に混ぜることにより、作物表面に成分が留まりやすいなどから使用する農薬の量を減らせるとも言われている。
このほかにも、この臭いの強さで犬や猫を追い払う効果も期待されている。
有害な細菌やウイルスを殺し、土壌に有用な白線菌を増やすとも言われている。
白線菌は水虫で有名な菌ではあるが、土壌では有機物の分解促進に必要である。木酢液は、生ごみや堆肥の悪臭を抑え、発酵・分解を促進するとも言われる。
また、アブラムシ駆除にも良いとされるが、これは定かではない。
ちなみに、夜盗虫(ヨトウガの幼虫)にはあまり効果が無かった。
ローカルテレビ局のニュースでは青森ヒバを使っていたようだが、木酢液には他に竹を焼いて作る「竹酢液(ちくさくえき)」もある。
オラとしては、ワラ焼き公害の元である、稲わらや、もみ殻を薫蒸してつくったらどうかと思う。
蒸し焼きにしたワラやモミは田んぼに戻せば土壌が健康になり、できあがった「稲酢液?」はイナゴやイモチ病の防除に使えばいい。イネから作った天然農薬でイネを育てるという発想が農林水産省には無いのだろうか?。あおもりくま総合研究所では既にそういう構想を15年前から持っている。どうせ産業廃棄物だし、燃やしたら条例違反だし、アレは上手く再利用するしかないと思うんだけどね。
余った稲わらやモミの炭は岩木川に流してやればいいべ。十三湖の浄化にも役立つと思うけどね。
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