2011年11月28日月曜日

Youtubeのコメント見て

久しぶりに腹が立ったわ。

怪我したスズメとか、一人ぼっちの子猫とかの動画に無条件で保護しろとか罵倒みたいな書き込みあると、コイツ馬鹿なんじゃないかと思う。他人事だし自分だったらそうするみたいなカキコするやつが居るけどさ、そんなの遭遇する度に保護してたら自分の生活がどうなるんだろうね。

きっと実家暮らしで有り余るほどのヒマを持て余している中ニ病か何かじゃないかと思うのだが一人暮らしのアパート暮らしで朝早くから暗くなるまで帰ってこないオラが生き物を飼うことなんてできるわけ無いじゃんか、保護したとしても限界があるし、鬱って休職してた時なら保護する時間はあるだろうが、オラは仕事で忙しいんだよ。

それに動画のコメントも読まずに、それをしないことを中傷するってどんな自己中だよ。
一応、オラが個体識別している連中は相手もオラを個体識別しているし、それは人間にとっては顔見知りレベルのリンクがあるのだが、相手が嫌がってるのに拉致って保護するってのは誘拐とどう違うんだろうか。

毎年発生している「良かれと思って・・・」という巣立ちヒナの誘拐と似た様なもので、実は親を待ってるピヨピヨのフワモコが巣から落ちたものだと連れ帰ると、親鳥は子供が居なくなったと物凄く心配するのだ。そんなにすぐには諦めないにしても探し回る。人間だって同じだろうし、それは彼らにとっても大事件である。

今回の件は怪我をした親鳥であるが、彼(または彼女)には待っている家族が居る。
保護を申し出ても応じないし、そもそも彼らに保護という感覚は無い。捕まる=食われるだ。
一般に人間に簡単に保護(拉致)される場合、もしくはどうしようもなくて成すがまま→お持ち帰り→看病してくれて食べ物もくれる→いい人間! って構図は結果としての感情だろうし。
ただ、飛べるし、家族が居る彼を拉致った結果、大変なのは配偶者と子供たちである。怪我をしても一生懸命にエサを運び続ける親鳥をどうして人間の勝手で連れ帰ることができるのだろうか。

仮にこれがヒナで、巣から落ちて瀕死の状態だったら人間が手を貸すこともアリだろう。
ただ、兄弟たちの中での生存競争で死ぬはずだったヒナをまた巣に戻したとしたらどうだろうか。
死ぬはずのヒナを救う場合には彼らの都合もあるわけだし、一概に手を貸すことも実はよくない行為でもある。そうなれば飼うつもりで保護するのが一番だが、野鳥を飼うことは保護を前提に行政の許可が要るし、勝手に飼い続けることはできない。回復したら放鳥するのが鉄則だ。

だからオラの手を貸すケースは大抵の場合は相手がそれを求めた場合に限定されている。
もちろん、オラにとって全くメリットが無いことも場合によってはあるが、自分にとってデメリットしか無い場合は手を貸さない。それは実際のところ人間社会でも同じだと思うが。
手を差し伸べるのは手を差し伸べるだけの余裕がある人で、その手を差し伸べる方法も相手の都合を考慮しなければただの自己満足で終わってしまう。

保護したつもりが実は拉致ってことが人間の勘違いで怒ってしまうことはよくあることだが、人間が相手の言葉を知らなくても、高等生物なんだからそのくらい相手の挙動や態度や逼迫度くらい察することはできるはずだ。まぁ、できなくとも少し考えて相手の挙動を観察することくらいはできるだろう。
感情と気配で気持ちを察する動物は素直に反応するものだし、それをどれだけ正しく読めるかによって相手の信頼度も変わる。

流石に子猫に襲われた時は助けてという言葉が胸に刺さったが、残念ながら猫は免疫抗体的にオラは無理だ。つまり猫アレルギーがあるオラにはデメリットしかない。その時所持している食料を分け与えることはできても飼うことはできないし、独りで居たから必ずしも迷子とは限らない。それに子猫がニャーニャー鳴いて人に絡まってきたら無条件にお持ち帰りという思考をオラは持ち合わせていない。

人間の子供がワーワー泣いてたら、名前を聞き出してからその場で大声で「○○ちゃんのお母さーん!」と親を連して周囲に人攫いでないことを散々アピールした挙句に交番に預けておしまいだろうから何の面倒も無いだろうが、猫を交番に預けても保健所送りだ。

だったら、飼える人が拾ってくれた方がその子にとっては幸せかもしれない。何匹も公園で子猫を見てきたが、襲ってきた子猫に関しては死骸を見ていないし、カラスがどうこうした形跡も無い。カラスに聞いたわけではないが、カラスの鳴き声や動向を見れば仮に公園内で死んだとしてもそれはオラにはすぐに分かるし、カラス語のプロトコルを多少扱えるので何について鳴いているのかはおおよそ分かる。
まぁ、オラを襲った子猫は誰かに拾われて、今頃丸々と太っているかもしれない。

というか、需要と供給というのは人間と動物の間にもあるだろうし、オラにとっては単に交渉決裂しただけの話だ。怪我した親スズメはあっちの都合で交渉決裂。独り寂しく絡まってきた子猫はオラの都合で交渉決裂。溺れかけていた子ガラスを助けたのはこっちの都合だが、必至で岡に這い上がろうとしていた意思を手伝っただけであってその場で親ガラスには叱られたが後に子ガラスは自力で飛べるようになってオラに感謝してたし、親が怒っても子ガラスはオラに挨拶に来た。
大体にして溺れている子ガラスを両手で掬い上げることに何の損もデメリットも無いし、助かった子ガラスが結果を理解し、ちゃんと感謝の気持ちを貰ったオラはそれだけで嬉しかった。

親カルガモに襲われていた子カルガモは自然の摂理だし、どうせ殺すならオラに頂戴って貰ってくることもできたんだろうが、ヘドロが何m溜まっているか分からない嫌気性菌たっぷりのドブくさい池のド真ん中にに飛び込んでオラが溺れたら、それこそオラが笑いモンのドザエモンである。馬鹿じゃないんだからそんな笑いに命を掛けるつもりは無い。だから学術的動画として投稿したのだが馬鹿はどこにでも居るし、何処にでも沸く。
もしもその時、子カルガモがオラのところにスっ飛んで来て助けてと言って来たら交渉成立であるのは間違いない。カモは可愛いからね。成長も早いし成鳥になったら耐寒性も生命力もカラスとほぼ同等。
適当な時期にド田舎に連れてって仲間が居たら離してやって、独り立ちを促せば良い。行かないなら心を鬼にしててもね。

人にはそれぞれ出来ることと出来ないことがあるのだ。
それが分かっている人間はあんな自己中なレスなどしない。
自分のブログじゃないんだから、なるべく穏便な書き方しかしないつもりであったが、流石にあの失礼なカキコは頂けない。

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