2013年9月15日日曜日

研ぎ”3回目” 肥後守(永尾駒製作所(カネ駒))

 本当は八甲田の沢の水で研ぎたかったんだけど、昨日は目的の沢が藪で埋まって降りられなかったのでドライブになっちゃった。
 今日はずーっと雨。単なるドライブに終わった。銅像茶屋でおでん食ってたときに凄い雨が降ってて、雨どいから大量の水が滝のように落ちてたのであの水で研ぎたかったなぁ・・・八甲田の雨で研ぐって良い感じじゃない?。

 他には神社の手を洗うところの水で研ぎたいとか思ってるんだけど、許可してくれる訳が無いだろうな。自然のパワーを刃に宿すって訳じゃないけど、出来れば水道水では研ぎたくないんだよね。いや、地下水ってのは下手すりゃ鉄分が多いところもあるし、金属を腐食させるのもあるから、水道水のような軟水で研ぐのが良いんだろうけどさ。刃物って魔除けアイテムじゃん。聖水じゃないけど清い水で研ぎたいのさ。

 で、3回目の研ぎは家でやりました。これが3回目の研がれた肥後守の状態です。金色のやつが真鍮製で青紙割込み。黒が本割込みです。
 上から特大>大大>大です。大大は滅多にお眼にかかれませんんが大きさはベストなんですよね。特大はオラの手にはジャストサイズなんだけど大きすぎるので使い勝手が悪い。大はちょっと小さいけど携帯するには最適と思われる。※銃刀法違反になるので街中じゃーポケットに入れての移動はできない。


 通常はこんな感じで道具箱に入れている。道具箱の下の方に缶ペンケースがあって、錆び止めの刃物椿って油を染みこませたキッチンペーパーで巻いて厳重に保管。


左はすぐ使えるように削った鉛筆。濃さが色々用意されている。その下に肥後守が入った缶ペンケース。一応はスケッチ用の道具箱なのだが、青い缶ペンケースは精密ドライバー、六角レンチ、ニッパー、ラジオペンチが入っている。知識は無いが、時限爆弾の解除をするハメになったら持っておくべきだw。
 真ん中の黄色い箱が Tombow 8900 で、2B F H 2H。隙間にキッチンペーパー(湿気取り用)、未使用の肥後守と切り出し刀が入っている。で、右が12バンドラジオ、トランシーバー、下にスケッチブック、水性色鉛筆。


 法律では「すぐに取り出して使うことが出来なければ良い」らしいのだ。これでも心配なら洋裁屋さんに行って布製の紐(ジャージのウエストのところに通ってるアレみたいなヤツ)を買って輪っかにし、チキリに引っ掛けてからグルグル巻きにすればいい。

 研ぎの技術に関してはプロには遠く及ばずだけど、切れ味だけは凄く良くなった。研いで水切りしてたら・・・

 あーーー!!!やっちまった・・・ぎゅ!・・・アレ、血が出ない・・・セーフ・・・ふぅ (;´(Д)`)=3

  刃が指に軽く当たっただけで薄皮一枚ギリギリで出血を免れたって感じ。「2~3回研いだら本来の切れ味が出る」と製作者の永尾駒製作所(カネ駒)の主人が言ってた通り、恐ろしく切れる。さすが特殊鋼をサンドした鍛造品である。日本が誇る和式ナイフの代表格だけあって肥後守ってやっぱり凄いよなぁ・・・

 そうだ。会社で使ってるエンピツ削り用の全鋼(クロム)の肥後守もそんくらい切れるのだが、そろそろ研がないとダメかな?って感じ。まだだまだ切れるんだけど、エンピツを削っている位置だけ切れ味が悪くなったんで、会社用のは家で研ぎ直しだねぇ。
  

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