2013年10月17日木曜日

肥後守(大)本割込(黒)を3回分相当で研ぐ所要時間は5時間半


 先々月、アウガ1Fに来ていた三条金物市で購入した肥後守(タイトルの商品)を1本、本気で研いでみた。刃の側面が平らになること。推奨される「かえり」が出るまで片面を研ぎ続ける方法。そして刃先の強度を上げるため少し起こして仕上げの刃付け。刃物椿で磨き上げ、防錆対策まで全部。

 今週の月曜日は家に篭って特大の全鋼(クローム)を研いでいたが、推奨される研ぎかただと鉛筆の木はカミソリで刺身を切るかの如く切れ味抜群だけど、何せ全鋼。芯で刃がボロボロになった。これも刃先だけ例の方法で 処理したが、この特大の全鋼と本割込の大は研ぎの所要時間がほぼ同じであることが分かった。

 柔らかい全鋼は研ぐ時間が短くて済むがサイズが特大であったため面積が広く時間が掛かった。本割込の大は小さいが割込なので刃先が硬く均一に研ぐために時間が掛かった。

 もしもオラの日記を見てこれから肥後守を購入したり、既に購入している人が本気で研ごうと考えるなら、そのくらいの時間が必要だということを考慮して欲しい。これが青紙だったらもっと硬いので根性入れて研いでも+1時間は掛かりそうだ。

 まず、肥後守の本体は1000円前後。1000番+3000番の両面砥石を基本として3000円程度。水を張って砥石を漬けながら研ぐためのトレイは100円ショップでA4の書類入れがあるからそれで間に合わせるとして、刃物椿(刃物油)に1000円前後。雑巾やボロ布、キッチンペーパーなど仕上げで水分を拭き取って油で拭き上げるものなど、少なくとも 初期費用に5000円程度掛かる。1本を刃の側面が平らになるまで研ぐ時間は慣れてきたオラでも1本あたり5時間。(ながら作業だけど)

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