2014年1月16日木曜日

鳥の羽が降る

いや、一見美しい風景を思い浮かべた人は甘いですよ。

それが現実に起こるのは大抵違う方向ですから。

日中何度か会社の玄関付近で積もった雪と、玄関マットにこびりついた泥雪をせっせと片付けるオラ。
事務所の床に雪を持ち込まれて滑って怪我してはいけないので率先してやってる。
まぁ、単に暑がりなオラは事務所の暖房の掛けすぎに熱中症気味なんで涼みに外に出る理由を作ってるんだけどね。

で、だ・・・なんか灰色の羽がチラホラと降ってるのよ。
ここで「とりぱん」読者なら爆笑もんだけど、そう、そうなのだ。
電柱の上でハシブトくんがお食事中だったのだ。
食われてたのは馬鹿で大喰らいで臭くて不潔な害鳥のハトなんでオラは可愛そうなんて微塵も思わないのだが、流石に残骸が塊で落ちてきたときにゃー・・・しかも骨付きの羽の刷毛だよ。これ尾羽の束ぢゃん!w

この辺のハシブトったら・・・ああ、あいつか。あいつしか居ないな。

まぁ、それはどうでもいい。人間だってメシは食うために他の命を消費している。
生きていたときの姿を見ること無くして肉を食っているのが大半の人間だ。
牛でも豚でも鶏でもだ。まぁ、オラは学校の実習でそいつらの世話をしたことがあるんで、実感はあるよ。
でも、生きていくためには仕方が無いことだし、「いただきます」を言える日本人で良かったとも思う。

 カラスは別にイタダキマスは言わない。そりゃ当たり前だし、残飯だけではなくたまにはオラの友達のチュン共だって食うこともある。でも、そりゃ仕方が無いことだし、人間が可愛そうだからやめろとも言えない。
一応は「控えてくれ」と頼んでるので、オラの目の前でそれが起きることは数年に1度程度だし、特に親しいチュンは個体としてもかなり優秀な者たちなので距離感というのをしっかり認識している。

どうしても命の危険があるときは、オラを頼るし、オラは拒まない。むしろ、正しい賭けをしたと思うし、信用してくれたことが嬉しいのだ。

カラスはイタダキマスはしないが、感謝はする生物である。
食べ物を貰う時はかなり低姿勢。貰った直後の顔は「ありがとう」と言ってる。ハシボソは「ほんとに良いの?」という顔をする。
逆に言うとスズメはアリガトウはしないし、遠慮なんてしない。ちっこくて可愛くて目はクチほどにモノを言うタイプ。
いつも何かにブツクサ言ってる感じ。ああ、オラみたいだなw。でもまぁ、あのちっこいのが遠慮なくこんな巨大な相手に交渉してくるんだから可愛いもんじゃないか。

カラスだって、ちゃんと人を見分けて接してくるんだから大したもんだよ。誰彼構わず飛び乗ってバタバタする馬鹿で臭くて不潔なハトに比べたらカラスの方が遥かに紳士だ。特にハシボソね。

で、ハトの残骸(尾羽の束)・・・そのまんまにしてきたけど明日も残ってたら嫌だなぁ・・・

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