昼メシを食ってからウォーキングをしている。今日は青い海公園をぐるりと回ってみた。
個体識別「青い海公園北西ボソボス」の奥さんが抱卵中。
旦那はどこだ? キョロ(゚(Д)゚三゚(Д)゚)キョロ 居ないし・・・まぁ、いいか。
ベンチに座って一服しているとチュンチュンと言う声。
試しにチュンチュン返してみると猛スピードで飛んできて行過ぎる手前でチュンチュン言ってみる。
上体を逸らして後ろに向かってエアブレーキを掛けるチュンが1羽と急旋回で戻ってくる2羽。
どうやらオラの声に反応するところを見ると駅前チュンとその一味のようだ。
てか、おまえの行動範囲。広すぎるだろwww 行動半径200mかよw 巣から遠すぎないか?
ついさっき、バーククーヘンが無いのでドーナッツを買った。ボロボロと崩して撒くとにコッチをいちいちチラ見しながらうめぇ!と言う。
そうか、美味いか。
そのとき真後ろからフォサッ!フォサッ!と大き目の羽音・・・来やがったなwww
ちっこいスズメを蹴散らしながら、ここはオレの縄張りだから、食い物は全てオレのモノ!と言わんばかりの勢い。
周りが広いだけに機動性の高いスズメ。カルタ取りのごとくカモメも加わってエサ取り合戦。
スズメは諦めずに粘る。ハシボソはステップも軽く、スズメに比べたら巨体なのに負けていないフットワーク。
オラの目をしっかり見つめ返し、オマエ知ってるぞ!と言わんばかり。
知ってるも何も・・・探してたんだよw 物怖じせず1mの距離で正面向いてメンチ切ってるしw
自力で空を飛べる連中と顔見知りで、そいつらを自由に呼んで着地させることが出来るってのは面白い。
全くオラという人間を知らないスズメでさえ、オラが喋れば仲間が近くに居ると勘違いするほどオラのチュン語は極まってる。
でも、何処と無く違うってことはホンモノには分かるだろう。つまりオラが使うチュン語はオラが発しているオラの声のようなもの。
人間が後ろから声を掛けられれば、知ってる人なら誰の声であると分かるように。オラを知っているチュンにとっては、オラの声はオラが居るとイコールなのだ。
残りの昼休みを車で時間つぶししようかと長い道のりを移動するオラ。スズメは着いてくる。
場外券売り場の警備員がコッチ見てるwww スズメが3羽、人間の後を追ってくるんだもんな。
そりゃ普通に考えたら明らかに変だ。一般的には警戒心が強いスズメ。それが逆に人間に付きまとってる。
先回りしてチュンチュン。オラもチュンチュン。また先回りしてチュンチュン。オラもチュンチュン。そして車まで誘導完了。
スズメは さあ!早く!いつものアレ!アレチョーダイ!と言う。トーンも高いし、アクセントもせかしていることが分かるくらい強い。
バームクーヘンを欲しいだけ食わせて彼らは巣に戻る。きっと交代で卵を温めている。もう数週間で薄い色のフワフワした視点の定まらないチユチユを引き連れて来る。きっとそいつらもあっという間にコイツらみたいに図太くなるんだろう。
でも、数年しか生きられない彼らにとって、オラとの付き合いは長いのだろう。
オラがスズメ語を話す。スズメがオラのスズメ語を聞いてオラだと分かる。スズメが言う。来たよ!と言う。姿は見えなくても、エサを落とせば持って飛んでいく。気が付かなければ視界に入るように垂直に飛び上がって知らせる。オラがスズメを理解して、ススメはオラがスズメを理解しようとしていることを知っていてオラに合わせて分かる表現を示す。
交わす言葉は少ない。でも気持ちは通じている。主として発声のみで会話する人間と違い、彼らの言葉はいわばリズムだ。
リズムさえ掴めば意外と話は簡単だ。人間は言葉に頼りすぎるから、彼らの言葉がとても自由度が低く会話は成り立たないと思うだろう。でも、会話ではなく気持ちを発していると考えれば、鳥と話すってことが如何に簡単な事なのかを知るだろう。
音は遠くまで届く。リズムは気持ちを伝える。出会って目で会話。気持ちはジェスチャーで伝える。これは言葉が通じない相手でも分かる生物共通の言葉である。
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