2014年6月22日日曜日

クマに襲われて・・・というニュースについて

クマに遭遇したときの状況は一番大事なこと。
どういう位置関係で、どういう遭遇の仕方をしたか。遭遇したときにどういう行動を取って襲われたのか。

これは無用な衝突を避ける意味で非常に重要。人間にとっても、クマにとってもね。

オラは目も耳も良い。これは幼少の頃から山菜採りをしていたせいでもある。
幼少期に得た能力というのは一生モノである。だから、オラは一般人よりも音の種類、方向、音源との距離、音源から物体の大きさを得られる。その音源が移動しているのか、何かの弾みでモノが倒れたり落ちてきたのかも分かる。

山の中で木の枝を踏んでパキ!と鳴るのと、枯れたり腐ってた枝が折れてパキっと鳴るのは違う。また、常に周囲の音に敏感であるか。視界を見える範囲全てに置いているか、それとも前方だけに意識しているか。

クマほどの大型獣であれば、むしろ、接近に気付かないほうがおかしい。
オラ的な感覚能力ではそう判断する。それに山菜採りの暗黙のルール。互いの存在をアピールしたり位置情報を確認しあう発声。これ、にわか山菜採りは知らない。返事が無かったら人間じゃない可能性もあるが、返事をすることを知らないにわか山菜採りの可能性もある。

クマだっていきなりの遭遇は避けたいんじゃよ・・・山に入るからには山のルールがある。幼稚園に入る前からの山菜採りであるオラは逆にクマに遭遇したことが無い。たぶん、オラかクマのどちらかが無意識に近接遭遇を避けているからだと思う。気配を消せるのも、気配を読むのも、逆にアピールするのも適宜、必要に応じて勘で行なっている。

今朝みたいに八甲田の山奥でのAM3:50から藪でゴソゴソ、バサバサしてたって、ちーっとも怖くないのはオラがそういう経験値を持ってるから。自分の出している音。それとは別に、自分以外が出している音も完全に分離して聞いてるからであって、自分以外の音を感知した時点でオラは立ち止まって完全に自分の音を消す。そこから対象が一時的に自然発生したものか、移動物体なのかを分析。移動物体なら方向、距離、移動速度、物体の大きさを分析しに掛かる。
充分な距離があるうちに対象が人間かそれ以外かを知るために発声してみる。相手が人間なら返事があるかも知れない。無くても相手が動物なら逃げるか、コースを変える。

対象がクマやシカなどではなく、犬程度かそれ以下の場合は完全に気配を消す。ただ、匂いは消せないので、向こうが動物なら勝手に避けてくれるだろう・・・風下にいるんだったらね・・・ただ、晴れの未明や早朝ってのはほぼ無風状態だから地形による上昇気流や冷気が低いところを下るなどの物理現象まで考える。

言葉ではいちいち説明が面倒なくらい周辺の地形によってそれは随時変わるものなので経験上では殆ど無意識で行なえるのだが、それは省略。多分、オラと同じ経験値がある人間なら言葉でコミュニケーションしなくても、自分たち以外の音が聞こえた時点で同時に停まるだろうってことは言える。

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