で、刃の腹とか背の歪みを砥石で削って均す作業も含め・・・なんと!
5本の研ぎ直しと刃付け+青紙割込新品の均しと砥ぎ1本で、たったの2時間半。
砥ぎ終わった順によーく拭いて、水切りし、扇風機の風に当てる。
仕上げはシースの副産物であるフェルトのハギレに刃物椿(黒薔薇)という刃物油を1プッシュしたものでガシガシと擦る。擦りまくる・・・肥後守に直接1プッシュずつするよりも無駄が無い。
フェルトは意外と金属磨きに適していて、鏡面処理とまで行かないが、結構なテカりが出る。
#300でガシガシと荒削りして、#800で面を平らに近付け、#1500でツルツルに。#3000で軽く当てながら擦る。そんな手順で十分。
最後に、少し刃を立ててスーーーーーッと刃先を砥石に撫でて刃を付ける。
鉛筆で試し切りしてみたが、恐ろしい切れ味。刃先を指の腹でサワサワと撫でてみたが、少しでも力を入れたらスパっ!と切れるかもしれない。
うひょー ヾ(≧(∇)≦)シ ゾクゾク!
刃付けの腕も結構上達している。やはり散々砥ぎまくった時期があったので、その感覚はインターバルを置くことで少し落ち着いた気分で上手く指先をコントロールできるようになっているようだ。
で、ちょっと困ったことになった。
せっかく真鍮が良い塩梅に黒光りし始めたのに、砥いだときの水に含まれる砥石の粒子の影響か、水切りの時に強く拭いたら新品みたいな色になってしまった・・・あーあ・・・
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