9月中旬から再開したシースのバージョンは3.5になった。
切断面の保護。ベルト通しとスナップ取り付け糸の補強。通常の大と、特別手作り/笹刃/剣型など、チキリが大きなものへの対応のためサイズに5mmの余裕をつけるなどし、更に縫い方を工夫して縫い糸が生地にめり込むように縫い角を変え、上から下まで縫って半分戻るという強度の向上を図った。
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| XXVVVVVVVVVVVVVXXXXXXXXXXXXXXXX ←こんな感じ。
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Ver.1とは既に別物で、Ver.2より見た目が向上。Ver.3はベルト通しがそれぞれバラバラの幅だが、Ver.3.5からは40~50mmとした。
見た目もほぼ揃っていて、使用する素材の組み合わせに多少の違いがある程度。強度は同じ。品質の均一化を図った。
これが結構いい感じで、前のヤツが見劣りしてしまう。でも、捨てるには勿体無い。材料費も相当掛かってるし、手間はそれなりに要している。強度には全く問題がなく、それを作っていた時にはその時の最高の手法だったので普通に使える。
ということで、世間一般の人の目に止まるような場所に置いて、選んで買えるようにしてみようかと思うのだ。しかも新作が出来たら前の型は安くなるという風に、採算を度外視した値段で。某所にまた寄贈しようかとも考えたが、約束の品は届かないし忘れている可能性を考えれば、もう諦めてあの話は無かったことにしてしまおうとも考えている。
期待したオラが間違っていたのだ。そう思って諦めよう。
で、いま、オラが考えているのは、実店舗を構えている通販業者で、肥後守のシースを取り扱っていない所。
オラが買い物したショップの中でオラ自身が最も割安と感じたあそこだ。今のところVer2と3はコピーフリーで公開しているが、基本的に同じものを作ろうと思ったらミシンで作れない量産不可のシースなので、どうぞご自由にパクってください。
手縫いも難しいよ。針が通りにくい縫い方しているから、素手でやったら針の頭が指に刺さる。生地が硬い時はラジオペンチ縫い しているけど、時々ポキ!って針が折れる。折れた針を踏んだらマジで危ない。それだけ作ってるものの強度には素材選びも含めて自信がある。
さて、もうちょっと時間が経ったら、改めて考えよう。 今のところ欲しい肥後守は生産が追いつかずに発注できないでいるからね。
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