足を開いて腰から下を固定した状態で、鉄アレイを持って左右に上体を捻って筋肉で回して、筋肉でブレーキをかける。これを早く何往復もやると腹の周囲の筋肉全てに負荷がかかる。
やり始めは流石に痛いが、これを過ぎるともう何度やっても筋肉痛にすらならなくなる。1週間でもう負荷を感じない状態となり、上半身を前傾させた状態でこれを繰り返してみたが大してきつく感じない。
そこで、捻る角度を広くしてみたところ・・・やはり負荷にならない。鉄アレイを重くしたほうが良いのだろうか。
たった0.5kgでも速度が上がるほど負荷がかかるが、それでも筋肉痛にすらならなくなってしまった。
肩関節への負荷も、最初は痛かったが、もう痛みはなく、これもブンブン振り回してもまるできつく感じない。
そこで、この動きに屈伸運動を加えてみたが、やはり負荷を感じない。
かなり鍛え上がってきたってところか。それでも、昔ほどの筋肉量じゃないんだよね。オラが高校の時なんて、腹におもいっきりパンチ食らってもびくともしないほどガチガチに鍛えられていたから。
今度は何を使って負荷をかけようか・・・やっぱり木刀で素振りかな。観光地で買ったニセモノの木刀の重心が狂っていて、先端が重いので素振りに最適なんだ。たぶん、剣道の素振りで使う筋肉は、これらの筋トレで使用する筋肉とはまた部位が異なるはず。素振りで何処か筋肉痛になったら、その筋肉痛が緩和されるまで続けてみよう。
「オマエはいったい何がしたいんだ?」とか言っても無駄だ。先日の日記の通り、己の肉体と木刀しか武器がなかったら、それで何かにどう対抗できるかということ。つまり、肉体を鍛えることで自分自身がどういう存在に成れるかということ。これを続けたからと言って、オラが何かに変わる訳ではない。何かあった時に、オラが何に成れるかということだけ。
「中二病かっ!」とか言われてもどうでもいいし、妄想と想像と仮想敵に対するシミュレーションは似たようなものだ。その仮想敵が目の前に現れた時に、何もしてこなかったことを悔いるより、オラが好きで自分の肉体の上限を上げ続けることで健康を維持できる上に、今以上にオラを襲おうなんて人間なんて普通いねーよ!とか思われる方が好都合。肉体強度がそのまんま抑止力になるのであれば、それは非常に楽なんだ。トラブルの方から避けてくれる。巻き込まれても何もしてこなかった人よりはマシ。久々に筋肉痛がきもちいいと思ったのも事実だが、こんなに早く筋肉が増えていく感覚もまた笑っちゃうほど面白い。こんなに簡単だっけ?というレベル。
昔はただ、言われたメニューを決まった型でこなしてきた。それによって、その動作における肉体は出来上がったのだと思う。だけど、今はその型がない。つまり型破りでもあり、型がないだけ自由度が高い。少しずつできることが自分のペースで面白いように増える。ただ闇雲に体を鍛えている訳ではない。結果として、ある行動を1日やり続けた結果、どこが筋肉痛になるか解った。つまり、痛い部分の筋肉が、その行動で酷使されていたということが解った。そのことで、どこを鍛えるには、どういう動作が適するか分かったし、逆に色んな無駄な動きを加えることで鍛えられる筋肉の範囲が広がることも認識。
で、リベンジしてみると、その行動に於いて自分がとても身軽に動けることが解った。面白いくらい体が言うことを聞く。それこそ自分が何かになったような感覚があるように、体が軽い。というか、足場の悪い岩の上を足の裏一点でバランスを取りながら飛び渡りできる。しかも、ふくらはぎ+アキレス腱の力だけで自分の体重を軽々と支えつつ、飛び移れる。知らぬ間にこんなことも出来るように成っていたのか・・・という感じ。
子供の頃にはできたこと。それは子供は体が軽いからできたこと。でも、大人になると、色々と重くなる。それを子供の時の感覚でやろうと思っても、無理。重いってことは慣性が働く分だけ次の動作に入る反動が強くなる。それを全て筋肉と腱の力だけで無理やり帳尻を合わせる。これはやってみると分かる。まるで出来ない人はアキレス腱を切る危険がある。でも、隙を見て色々と満遍なく無駄に鍛えているので、限界値そのものが上がっている。
限界を感じることでそれが筋肉痛になるので、その筋肉痛を解消するように更に負荷を掛ければ、それはいづれ解消される。その繰り返し。
面白い。実に面白い。筋トレってこんなに面白かったっけ?。ストレッチってこんなに楽しかったっけ?。子供の頃、このくらい身軽だったことを40年ぶりに思い出したような気分だよ。あとは、いい歳こいた同年代のオッサンで同じようなことをしてニヤニヤしている友達でも作れば、もっと面白いことが出来ると思う。大人のチャンバラ遊びじゃないけど、色々とできることは増えるよね。一人では出来ないこともあるし。
( ´(Д)`)y━~~~ ぬーん、まさか石拾いの次に筋トレ+ストレッチにハマるとは・・・新境地だね。
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