以前は目の前に着地して固まって、「逃げなきゃ!」って顔してたが、今度は顔を確認して、スズメが逃げないことを見てか、この人間は大丈夫なのか?という顔になってた。
最初はオラが見えてない時にスズメを蹴散らしていたが、オラの目の前ではカラスがスズメの食事を妨害しないことを見てルールを理解したらしく、一緒にメシを食うように。
鳥って空気を読むのが早いよな。こんな短時間で状況を理解できるんだ。これがカラスになるともっと理解するまで早いんだが、ヒヨドリほどの中鳥ではこのくらい、スズメならこのくらいとか体の大きさに比較して知能が高くなることはわかった。
ただ、それはスズメ目だけで比較した場合。カモ類でも違うし、体の最も大きなダチョウがもっと頭が良いかと聞かれたら分からないし。カラスが鳥類最強の頭脳を持っていることは付き合いが長いので解るが、ヒヨドリはハクセキレイほど付き合いは無い。
とりあえず、ヒヨドリがこれからも通ってくるのであれば、ヒヨドリの生態も把握できる。最も気難しい鳥類との親和性が高いオラ的には全ての鳥類とコミュニケーションできるようになりたい。
これは他の野鳥コミュニケーターも感じているか分からないのだが、オラには科学的に説明できないことが起きていると感じている。
鳥と仲良くしていると、初対面の鳥とも大した苦労もなくコミュニケーションが取れる。それはオラが鳥の言語をある程度把握しているからなのだが、普通、初対面の人間に対して人間に免疫の無い鳥が簡単に気を許すことなど有り得ないこと。
越冬中のカモなら無条件にエサクレしてくるだろうけど、最も種類が多いスズメ目は、普通は無条件に人間に対して警戒する。ただ、気を許すとこっちに真っ直ぐぶっ飛んでくるほど懐くのだが、初対面の個体まで何かオラに見えないマーキングでもあるのか、警戒しにくく直ぐに馴染む。単にオラがその種類の鳥に対しての鳥扱いをマスターしているからとも言えるが、実際、正体面の人間に僅かな時間で気を許すことはない。
つまり、オラにはオラには見えない目印を彼らか付けたのだと。
きっとそれはこう書いてあるのだ。 「この人間は安全です(主に鳥類など)」 みたいな。
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