修学旅行バス、小6男児1人をPAに置き去り…気づいたトラック運転手が送り届ける
まず、大手運送会社ではないことは確かだ。こういうことが出来るのは中小企業だけだということ。何故なら、社内規定で社員以外を同乗させてはいけない規定が普通はある。
特殊な車両(美術品輸送など)では、トラックにCurator(学芸員)を乗せることはあるが、これはそういう業務だから規定からは外れる。社外の人間を社有の輸送車両(機関車・船舶・航空機)に乗せるのは旅客運送事業でも無い限りあまり良いことではない。
他にも理由はある。社外の人間を乗せて事故が起きたときの責任の問題だ。好意で乗せても事故で死亡したら会社は責任を取れるのかということ。これが大手では禁止されている第一の理由。
一方で、昭和~平成初期の時代にはよくあったヒッチハイク的にトラックを捕まえて旅をする的なことは現在はほぼ聞かない話だ。会社としても責任問題になりたくないところは厳に禁止していると思う。個人経営のトラック野郎ならまだしも、個人のトラック事業者は現在ほぼ聞かない絶滅危惧種だろう。
そういうことで、このトラックは中小企業のものであろうということ。
当然、このトラック事業者が社外の人間をトラックに同乗させることを禁止している場合、バレたら懲戒処分だろうね。
学校がこういった事を自ら漏らすわけがないので、子供から親に。親からマスコミにリークしたのだろうと思ってみたり。
トラックドライバーも会社名は非公表で内密にということで釘を刺したのかもしれない。
もしも同様の事案に遭遇したドライバーが居たら、対応としては以下が正しい。
- 子供に都道府県・市町村・学校名を確認し、電話で学校に一報を入れる。
- 警察に通報して、パトカーに送ってもらう。
- 子供はSAなら施設の職員待機室にて待ってもらう。
- PAなら付き添って待つしかあるまい。
知らない人に預けて誘拐事件に巻き込まれたらそれはそれで最悪だってこと。
いづれにしてもだ。
園児の送迎バス置き去り事故(事件)でもあるように、人数確認は先生の責務かと。
学校の先生もごく普通の一般人だからね。先生という職業を完璧な人間の成る職業と勘違いしてはいけない。そして、ミスを減らすために手順書があり、ヒューマンエラーを防止するために演練がある。当たり前のことを当たり前に、自然とできるようになること。どんなに忙しくても取り返しのつかないことに成るような状況では特に。
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