2023年2月26日日曜日

悪ふざけと犯罪の区別がつかない子供とその親

 躾はマナー教育であり、道徳を説いて世の中のルールを学ばせ、子供が悪さをしないようにするために親がすべきこと。これ責務でもある。

最近話題の回転寿司への犯罪行為(営業妨害/迷惑行為)や、歩行者や自転車が他者の交通の安全を脅かすなど、本来守るべきルールも学校ではなく親が教えるべきカテゴリーだ。

細かく規定すると法に触れる行為というものは山ほどあるのだが、もっとも重要なのは直接的、間接的を問わず、他人に迷惑をかけないというただそれだけのこと。

特に何も難しいことなど無く、オラも親から幼少期には既に叩き込まれていた。それにご近所はもとより通学路上にある家々の大人も他人の子供と言えど悪いことがあれば叱ることが普通だった。

だから、オラたちの世代の大人が子供の頃にはやって良い悪戯と、やってはいけない悪戯の区別は小学校低学年には身をもって学んでおり。やって良い悪戯は子供らしい笑いを誘う程度のものが望ましいと自ずと学ぶ。

ところが最近の笑いというものは、人を貶めたり、直接的な暴力や間接的となる精神的な攻撃による憂さ晴らし的な低俗化の一途を辿っており、今回のケースも胸糞悪い上に食の安全を脅かし、店に対して多大な不利益を与えている。

実に不快で、当然ながら程度の分からない本人が万倍返しに近い社会的制裁を受けるに至る始末。

オラ的な悪戯というものは迷惑どころか喜ばれる内容のものがメインだ。そのための労力は惜しまないし、労力を掛けるほどにその無駄な努力は評価される。要するに「良い意味での普通はやらない」だ。これまでも散々やってきたし、掘り起こせばネットでも出てくるだろう。

最近の子供たちのごく一部には善悪の判断ができないような人が嫌がること、気分を害すること、下手をすれば健康や生命に関わることすら悪ふざけと称し、ご丁寧にも自ら個人情報を晒して悪事を動画として世界に発信してしまうなど底なしの馬鹿を自慢する傾向にある。自業自得と叩かれるのは当たり前で、分かりませんでしたでは済まされない。それは幼少期など許される年齢の内にやっておいて、しこたまゲンコツを喰らえば良いだけ。

その行為は救いがたい愚かしさと言えるし、後先すら考える知能さえ持たない。まるで道徳を知る前の2~3歳児のような中高生が居る。

親が自分の子に限ってする筈がないとか思わないで、アンタはこういうこと絶対にしちゃ駄目よって釘を刺すのさえ面倒だったのだろうと思われてもしょうがない。

きっと親が子供を大事にしていないのだろう。それこそ損害賠償になったら小遣い一生なしだから絶対にやるなよとか、実名が出たら将来が無くなるとか言えばよいのに。そもそも人の迷惑になることをやって誇るってのはその辺の不良と一緒。見た目は普通の子だろうと中身は身近な人間にしか分からないのだから。

当事者である高校生も個人を特定され学校に居られなくなり自主退学したような噂がネットに溢れている。つまり高校中退だから中卒だよね。それでもなれる職業はあるさ。賢い人事担当者なら爆弾を採用する筈がないからマトモな会社は採用しない。地道に地味な仕事は幾らでもある。少しは社会に貢献したら良いと思う。反省はそれからだ。社会に出る前に躓くってのはハンデが起きいとは思うよ。でも、好きでやったのだからそれはもう取り返しがつかない。

いい子ぶって「子供のやったことだから許してやれよ」という人も居る。つまり、その人も同類。自分も過去に同じことをしたんだろう。だから擁護したくなるのも理解できる。自分の正当性を訴えているようだが、単なる同類か自分の下衆な武勇伝を自慢するタイプだろう。

笑いの本質というのは、後味の良いものであって欲しい。世界的に有名なバンクシーの落書きと裏路地や橋桁の落書きを一緒にできないように、同じ落書きでも芸術性があれば許される。その芸術性を評価するのも世間だが、感動があれば悪戯も芸術。良い方向の凄いをするのも、凄い愚か者だと評価されるのも本人の性根次第。

しかし、世の中には下品で低俗な笑いを求めるものと、その下らない笑いを提供する不良品が世間を不快にさせる。SNSへの迷惑行為の自撮り映像なんて、自分はこんな犯罪をしたんだよ!見て!見てよ!ぼく面白いでしょ!?・・・馬鹿?というより脳味噌がバグってる?救いようがない。

少なくとも、数年に1度は話題になるバカッターとかいうやつ。これまでは謝罪と賠償でやられていた側の企業は納めていたが、今回は違う。企業側は謝罪は受け入れない。刑事と民事で訴訟を起こすと徹底した再発防止策に出たのだ。

刑事事件では未成年だろうから大した罰は受けないだろう。ただ、民事はそれとは関係なく損害賠償の請求ができる。払えようが払えなかろうが容赦ない。悪質さや原状回復に要した費用を請求される。

SNSには匿名性は無いし、後で気づいて削除しようとも消えないネット上の悪事の痕跡。デジタルタトゥーが残る。少しの下品な笑いを獲るためにした軽いと思った行為で人は気分を害し、周囲は犯人の個人情報を望む人へと提供してしまう。それもある意味でゲスな笑いを提供したとも言える。だって、ゲスな笑いを望んだ人は、ゲスな笑いによって裁かれるのだから。

まるで、本人がこうなることを望んでいて、周囲はそれに応えただけ。お望み通り墓穴掘ったね、ご冥福をお祈りします。


寿し屋の除菌スプレー噴射事件。とうとう学校も名前も特定されましたね。

自ら容姿を公開してしまうことの意味を今頃になって理解し、日本全国に醜態を晒し、今頃になって家から出られない状況ではないかと。もうネットから容姿も本名も消えないよ。これがデジタルタトゥーだ。今後、削除依頼等をしてもイタチごっこ。絶対にネット上から消えないよ。

これを読んでる親で、自分の子供が本当に大事なのなら、デジタルツールの誤った使い方をしないように常識や道徳。個人情報を晒すリスクや怖さをしっかり教育したほうが良い。

学校の先生に頼ってはいけない。学校の先生がみんなITリテラシーに明るいと思わないこと。寧ろ世間一般の大人と大差ない。

多分きっと、学校の先生に代わって外部の講師を授業に呼んで子供に教えたほうが身になる。学校の校長も教頭や先生方に丸投げしてはいけない。自分の学校名が全国に悪評を轟かせない為には、どんな質問にも分かりやすく説明できる識者に任せたほうが安心だろう。

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