2023年6月28日水曜日

オートマチック車に約3ヶ月。6,500㎞乗ってみての感想

 オートマチック車がマニュアル車より燃費が悪いというのは、実際の公道を走ってみると逆の印象。瞬発力が無い分だけ余計にエンジンが回転しないから燃費はマニュアルより遥かに良いという印象を受ける。(オラの運転の仕方に限ればね)

 特に市街地では信号に頻繁に引っかかり再発進の繰り返し。でも、概ね10キロ程度、往復20キロの通勤では1L食ってるかどうかという感じ。ちなみに十三湖まで67kmほどあるが、1メモリ(3.2L)以内で行ける。これは前のサンバー(5MT)より倍以上の燃費の良さを叩き出している。依って、マニュアルよりオートマは燃費が悪いという定説は「運転の仕方が変われば逆」ってことになる。


 オートマは運転操作が単純なので眠くなるという定説に関しては、オラは単純に山形まで行って戻った感想では別にそうでもないって感じ。それって運転に集中していれば関係ないでしょ。むしろ疲れにくいので山形まで走ってもまだまだ余裕あるってことだ。


 オートマチック車のエンジンブレーキは効かない説。まず、何もしないと1速~4速まで順次ギアチェンジが自動化。4速は意識しないとなかなか入らないが、アクセルワークで4速をキープさせることはできる。この4速がオーバードライブであり、エンジンよりもタイヤの回転数が上回る燃費重視のギヤ。この状態ではエンジンブレーキはほぼ効かない。

 次にオーバードライブOFF。シフトレバー横に付いてるボタンだ。これで緩やかな下り坂でサッとエンジンブレーキが掛かる。もう少し欲しい場合はエアコンをONにすると効きが良い。

 その次は2速のシフトレバー。これは結構効く。八甲田から下ってくる時はカーブと急な件の連続なので有効に使う。これも効きが弱ければエアコンのスイッチで調整すれば良い。

 まだ1度も使用していないL(つまり1速ですかね?)。これはたぶん、岩木山スカイラインの下りとかで使うんじゃないの?。知らんけど。


 登り坂が非力過ぎる。ここはやはり一気に加速して勢いを付ける事ができるマニュアル車の勝ち。オートマチックでは無理に踏み込むとシフトダウンしてしまい、加速しない上にエンジンの回転数だけが上がるという始末。だから軽だとターボ付きが良いよという意見はここのためだけにあると言える。

 ただ、登り坂手前で十分な加速ができていれば、2~3速でも加速し続けるので、事前に加速しておけば少しだけマシと言える。

 長い登り坂に関しては事前にオーバードライブOFFを入れておくことをお勧めする。これにより回転数1:1以上にはギアチェンジしないので登り坂が少し楽になる。


 緩やかな起伏と平坦な道路を延々と走る場合はオートマチック車に軍配が上がる。エンジンの回転数は最小に。スピードはそこそこ載るので最高燃費での巡航が可能。概ね17~35km/Lの燃費表示となり、エコ走行が可能。マニュアル車でオーバードライブギアが無い軽貨物車では絶対に出せない燃費表示と成る。なので長距離を行き来するようなカーライフでは絶対にオートマチック車の方が燃費が良くなる。


 オートマの四輪駆動は砂地で埋まりやすいか。これはそもそも運転が下手くそだから埋まると判明。オートマでもアクセルワークを間違わなければスタックしない。試しにハンドル切ってFRで後退したら後輪が空転したね。なるほど。これは四輪駆動をONにしないと危険だ。ちなみに砂地で走るのであればオーバードライブは切っておくこと。


 アイドリング時の燃費だが、これもマニュアル車よりもオートマチック車の方が燃費が良いと出た。最近の車はみんな燃費が良いのかも知れないが、深夜~早朝をエンジンかけっぱなしでも3L程度しか消費しない。以前のマニュアル車ではその倍以上は燃料を消費していた。冬は暖房のみなのでエンジンの排熱だけでほぼ燃費に影響しないが、夏はエアコンを掛けても2メモリ消費(7L弱)しか消費しないので、寝ている時にエアコンを緩めにかけておけば千円程度で安眠を得られると思えば良い。これからの季節は特に車中泊は厳しいので、長距離ドライブではテント+扇風機などの併用も考えなければならないかも。


 オートマチック車とマニュアル車とでは運転の負担が大きく変わる。頑なにオートマチック車を敬遠してきたオラであるが、真冬にいちいち車の雪下ろしが面倒で、とうとうエンジンスターター付きのオートマチック車にした訳だが、運転スタイルがガラッと変わってしまう。

 まず、マニュアル車で可能なスピードを出したりクイックなハンドル操作でカーブを限界ギリギリでラインをはみ出さずに突っ切るというスタイルをやめた。単純にスピードを出しながらドリフトなんぞをしてという訳では無い。軽バンでもやろうと思えばドリフトは可能だが、そもそもオラは追い越しできない場所で煽ってくる馬鹿しか挑発しない。

 制限速度ギリギリで減速せずにグリップをキープしつつカーブを走るというテクニック。軽い軽自動車と四輪駆動の組み合わせだと慣性が普通車より掛からないので、いくら煽られても連続カーブは一瞬で車間距離を取れた。もしも前のクマ号に本格的な四輪駆動車が追従しようとすれば、重い車は車道から逸脱してしまう。(軽だと馬鹿にして煽ってきた車に自爆を誘うという走り方ね)

 現エブリイのオートマチック車に乗っての雪道走行は今年の11月が初めてとなるだろう。前のサンバーはエンジンが後輪よりも更に後ろにあるRRである。さすが、農道のポルシェと言われた車だ。RRでも雪道には強かった。確かにあれは名車だね。これは平地で四輪駆動を切ってもそこそこ走れる珍しい車だったと言える。2台続けてサンバーだったのはそういうこと。冬でもその大半を後輪の二輪駆動で走れた。走り出しと登り坂。アイスバーン以外はほぼRRだけで走れる奇異な車だったのだ。

 今度のエブリイはFRで、エンジンは尻の下。車体中央よりやや前。後輪で駆動するタイプで、尻が偉く軽い尻軽車である。これは冬に弱い。弱すぎる。でも、軽貨物車のバンは今じゃ全てがFRだ。車種もダイハツ・ハイゼットと、スズキ・エブリイの実質2車種しか存在しない。なので、冬は荷室後方に重りが必要。

 同僚(女子)はその重りの代わりに冬は夏タイヤを荷室最後尾に積載しているようだ。ホイール+タイヤで100kgも無いんだよね。オラはどうしよう。床をコンパネ(ベニヤ板)で保護しつつ錦石でも積んでおくか?。それとも、使うかも知れないということで水?。いや、水はマズイか。凍ると膨張するし、凍ったら保冷剤になって冬は結露の原因だ。やはり石か砂袋だろうな。本当は最後部のスペアタイヤ付近に冬だけウェイトを取り付けられれば最高なんだよ。スズキさん、何とかしてよ。水タンクでも良いよ。不要になったら水を抜けば良いんだからね。夏は手洗いやキャンプの時に使う水としても利用できれば最高だ。どうせ、エブリイの後部バンパー付近はスッカスカなんだし、タンクくらい取り付けられるだろ。

 今のところはこんな感じ。もう不満もクソもなく、それなりに満足した。燃費が良いってのは最高だよね。十三湖まで往復しても7Lしか食わないってんだから千円で往復できるってことだ。

 ま、オラにメリットがあれば、足がないけど七里長浜に行きたいって場合には連れてっても良い。ただ、朝はめちゃくそ早い時間から活動するから不健康な人は無理。

 運転中は隣で寝ててもオラは不機嫌にはならない性格なんで、別に寝たきゃ寝れば良い。一時間ちょいで着くから。

 また、砂地の上を延々と何時間も自力で歩けて熱中症耐性のある健康な人に限定する。あ?クマは病人だろ?って?。そうだ、オラは健康な病人なのだ。だから余程の事が無い限りぶっ倒れないし、様々な耐性がある。世の中には健康な病人と、活動制限のある病人、残るは健康な貧弱さんと、健康な強者しか居ない。普通の人なんて居ないのだ。そもそも普通って何だ?という話。平均なんてクソ喰らえでもある。

 クマ号は助手席しか乗れないからね。後ろはオラの居住スペース(巣)だ。疲れて寝るなら場所は貸すんでタオルケットくらい持参してくれ。運転中は駄目だよ。石拾い中は車は防犯上の理由でロックしているから。車をロックせずに降りて無人ってのは無し。周りにカラス多いから車上荒らしにも注意。車の横にタープでも張ってベースキャンプにするとかなら荷物は積めるぞ。基本的にクマ号って通常は定員2名なんで、オラともう一人しか乗れないんだよ。それでも良いなら

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