2023年9月28日木曜日

ビーチコーミングに於ける石拾いの極意(感覚的な認知方法による一斉サーチ)

 石表面の質感というものを、実際に拾って色んな角度から見て、表面の微妙な色や凹凸や反射する光の模様。場合に依っては人間の目には認識できない可視光の範囲外の波長がオラには見えているらしく、その曖昧な反射光の違いで見分けているのかもしれない。

モノが見えるってのはこの宇宙の物理法則では光が当たって物体が反射した時の光を見ている。オラはこの大前提から、反射光による物体の認識を脳で理解(処理)して見ている。目に見えているものは肉眼では同じでも、脳では違った風合いに見えているのかもしれない。普通の人は周りが明るければものが見えているのは当たり前という認識ででしかない。

他人の五感を自分が共有化できない以上は、この感覚というものはオラだけの現実(とある科学の超電磁砲を参照「パーソナルリアリティー」)であって、同質の能力を他の人も持っているだろう。だから、同じ人には見ればすぐに目に飛び込んでくるというのは、それも感覚的なものであって、脳が捉えている視覚情報が他の人とは異なっていると言える。

石ころゲットの三重の石ころさん糸魚川での翡翠ゲット率100%なのは、こういった見る目というか、見て分析して脳内データベースと比較して確定する脳の処理が、オラが錦石や舎利石を尋常ならざる速度で掻っ攫う能力と同系のものである。

要するに「見る人が見れば分かる」ということ。糸魚川市の翡翠原石館の人が翡翠か否かを鑑定できるのは、翡翠の脳フィルタリングがあるから。オラの石拾いスキルは山菜採りスキルと共通で、些細な違いを見分ける脳内フィルタがあるからだと思う。

それには並々ならぬ採取回数を熟し脳内データベースの量が半端ないって事も言えるわけで、感覚の伝授と言うよりも、本物をどれだけ眺めているかでロックオン率は変わってくる。

当然、拾うからには本人には見てすぐに分かる「とある要素」がその人にはあり、これは感覚的なもので、どう説明したら良いかは解らない。

簡単な方法もある。半透明の石を探すのは簡単だ。ただ、簡単だと言っても眼と脳視力の解像度が高いことが前提となる。石の表面を舐めるようにスーッと見ながら判別するには動体視力も必要だ。

オラは高速道路で落下物の形状や、路肩に生えている山菜の種類を脳が連続して認知できる動体視力を持ち合わせている。要するに何でもついでに鍛えておけば、全く関係ないところで無双できるスキルが手に入っているってことも言える。子供の頃は親父の車の窓から外を眺めていたので幼稚園児の時には既に車の外の見えるもの全てを興味深く観察していたオラには特別なスキルでは無く、動体視力も眼と脳視力の解像度が高いことも当たり前のようにして大人になった訳。当時はスマホなんて無いからね。外の風景とラジオの音声だけだよ。眼がお留守になるなら外を眺めたほうが良いでしょ。ついでに鍛えておくというのは大事。TV見ている時にトドのように寝ている人と、筋トレしている人の違いくらい差がある。

で、眼の解像度は裸眼視力。脳が視覚情報を処理する解像度。そして素早くロックオンするための動体視力。面で捉えて脳内で画像処理して該当するものを捉えて脳内マーキング。片っ端から拾うというわけ。で、半透明の石ころも石ころフィルタリングでは、「影ができない/影が薄い石」ってフィルターだから。

オラの今までの海岸に落ちている石ころの写真を見てみな?。瑪瑙と透明な玉髄。ギョクの透過するやつには影がない。

前にも書いたけど、暗闇で前方の落下物や歩行者を発見する方法は逆算によるものだと。見えていないものを見るのではない。背景を見て、そこに背景を遮る何かがあれば、そこに何かがあるってこと。影がある石は当たり前。では、面で見ている石ころの中で影がない石はただの黄色や白の石ではなく、光を透過する瑪瑙(玉髄)であると分かる。


立って探しているのは見えている人か素人。本気で探すなら座るか這いつくばれ。見えてくるものがまるで変わってくる。真上から見ても分かるのは超ベテランの範疇で、その場合は先に目立つものを一気に攫う気で探している状態。そして、中腰~座る~匍匐前進と低い位置から見ると、もっと違うものが見えてくる。

オラが舎利石を見落とし無く掻っ攫うスキルを行使しているときの姿勢。五体投地しろよって言ってる理由がそれ。浜辺に打ち上げられたマグロかトドの死体って感じで幾度か警官に職質を受けても居るが、やるなら恥も外聞もカンケーネーヨ!って話だ。それだけ良いものが拾えるんだから恥もクソもねーべ?。恥ずかしがってる内は一般人の域を脱せない。

でも、オラは一般人の域を捨ててる訳で、レア物ゲットだべー!きゃっほーい!な訳。やるなら徹底してやる。オラのスタンスは普通を諦めることでもあり、普通を捨てること。普通ってのは目立たないからそれを望む人は普通を超えたくない。人から変な目で見られたくないとかそんなこと。

オラが変態で変人ってのは普通とは思われたくないからであって、やるなら他の人とは違うことを考えて、違う方法を模索して、そして些細な情報も総合的に見て、分析して、比較して、条件や確率を実体験から統計を出し、それが感覚的に分かる域まで持って行ってることで、浜を眺めただけで、たぶんその辺にあるんじゃね?と言ってるに過ぎない。大体は正解なので自分でも「へぇ~当たったよwww」とか思ってる。

ま、それだけ長くやってることと、自分の肉体を酷使してやってたことを何一つ無駄にすることなく全てをデータとして捉えていること。それによって、どうしたら効率が良いかとか、風向き(波の方向)で意志が堆積しやすい条件も長年の勘で確率を試算している。

ただ単に拾ってるわけでは無いし、当てずっぽうでやってるわけでもない。

でもって、いつも本気なので脳だけではなく肉体も鍛えている。頭の回転だけで体力がなければ石拾いは難しい。何せ砂の上を何時間も歩き、拾えば拾うほど重くなり、歩くと一歩ずつ砂に足が埋まる。それでも何糞!な感じで全て気の所為だと無理やりパワーで押し切り、玉砂利が堆積していれば素手でガシガシ掘る。いちいち手袋を嵌めたり外したりが面倒くさい。手袋しっぱなしだと手がふやける。素手が最強。でもって素手で掘っても血は出ないし爪も割れない。夏だと当然ながら熱中症になるリスクもある。それでも耐えられる範囲で繰り返す。普通なら倒れるレベルでも、普通を捨ててるので限界値は一般人のそれをとうに超えている。やるなら徹底してやる。

その結果がこれ。

オラと同じくらいの収量を望むのであれば、「ただなんとなく~来てみました・・・」では無理。車中泊で近くに前泊して、薄明るい時間から目に入るものを掻っ攫うつもりでやらないとね。一応は風向きも変わるものだし、スタートがこれから干潮なのかこれから満潮なのか。風向きは常にヤマセか、途中で変わりそうかなど自然に聞けって話のレベル。

ま、オラとてサラリーマンなので平日の業務で疲れればスタートが午後からとか、収量よりも気晴らしで拾うこともある。そのために石が溜まる場所ってのを脳内マップに入れてるし、一応は初心者でも拾えるマニュアルは公開しているし、ヒントは惜しげもなく公開済みだ。

後は旅行の日程と最高のコンディションが重なるかは運任せだけど、AがだめならBがダメならCって感じで全てがベストコンディションでもないし、全てがコンディション最悪ってこともない。要するに行動力次第。

あとは、「あおもりくまを探せ!」だけどね。文字列よりも現物を見たほうが早いんで。そりゃもう、当日の内にレベル1がレベル3くらいにはなれる。元々がそういう人ならレベル3がレベル7とか8くらいにはなるね。オラの伝授は直接的なので。本人が足元で踏んづけてる錦石も、ほれほれ、そこにあるしって教える。要するに現物の視覚データがその場で更新される。

これから現役の錦石の加工をしている人は高齢なうえに情報共有がアナログ的で曖昧なので、オラのようにITやデジタル化とかクラウドに保存とか難しい。確実に後継者不足で技術は失われていく。

本気で錦石の情報や技術をデータとして残すのであれば、マニュアル屋のオラか、小石@nisikiishiさんのようなお父さんが本職(石小屋で錦石の加工してます)で本人が小冊子出しているレベルの人が協力するしかない。

ま、石拾い人口もだいぶ増えたし。オラが舎利石を拾い始めたころはオラ以外は殆ど居なかったのに、どんどん増えたしね。錦石もオラが七里長浜に戻ってきてからは情報発進の頻度が増えて人が増えると同時に情報量も増えたよね。

ま、労力に見合わない値段で売ってる人も多いけど、自由にしたら良い。ただ、オラの成果であるストックポイントに被害が出なければどうでもいい。要するに他人の努力にタダ乗りして利益を得ようとするなってだけ。きちんとルールを守ってくれれば持って行って良いけど、そのまんま販売目的の人はダメよ。勾玉などのアクセに加工する人はまあ程々ならいいか。遠方の人は7個。ジモティーなら3個までよ。あと、オラと同等の人はトレードは有りって条件。これが崩れたら呪うんで覚悟しろって感じ。

楽して何も成せないし、楽して金を稼ごうとかオラには無縁だし、オラの成果に寄生されるのも御免だ。あくまでもビジネスパートナーであれば、オラとてこの活動にはガソリン代などがふんだんに投資されてるわけで、少しでもそれが回収できればそれで良い。

オラは欲が薄いんでね。

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