2008年11月19日水曜日

元厚生事務次官殺害事件はテロ?

でも、いまの年金制度に不満があることから起こった事件であるのなら、国家の危機とは解釈せず、年金を貰って暮らしている人々への危機の結果であると判断すべきではないだろうか?

私腹を肥やし、いままで一生懸命働いた世代への生活費が、最近の金融危機や物価の上昇などで切迫しているだろう。彼らにとって餓死や暖房に必要な灯油の購入に際して貰っている年金の金額では暮らしていけないという悲観が生んだ事件とも言えないのか?

それを棚に上げて殺人の理由の深いところにある警告を無視し、世界2位の経済大国の国民が今の生活水準に非常に不満を持っているのは国民の意にそぐわない国策の無策の結果がこういった形で現れたのだと思う。
推らく、結果だけ見れば、「今の年金制度を作った人間が殺された = 不満という意思表示が原因を作った官僚の殺人として現れ、ツケを払わせられた」と観ることもできるだろう。

オラは誰の見方でも敵でも無いが、今の年金で安心して暮らせるかと聞かれれば、両親の年金の金額を見れば「安心して老後を暮らせる金額ではない」と断言できる。
殺された元次官などにはご冥福を申し上げるが、原因を作ったのは貴方たちでもあると思う。因果応報。この言葉が何割か含まれている可能性もゼロでは無い。

物価が上がってももらえる年金が同じであればみんなそれぞれ生活を切り詰めなければ生きていけない。事件性が無ければニュースにはならないかも知れながいが、病院に行くお金も無くて我慢し、病気が悪化して亡くなっている方や、寝たきりになって独り寂しく亡くなっている方も100や200人じゃ済まないと想像できる。

そんな経緯を考えれば、今回の事件は政治や官僚への無策な年金制度への警告なのかも知れない。
そう考えると、いまの収入が年金に頼っている老人の方にしてみれば「ご冥福を申し上げます」というよりも「ふーん、ざまーみろだ」と思っている老人も少なくなかろう。

犯人が捕まっていないので誰が計画し、誰かが依頼し、実行犯は雇われただけかも知れないと言うことも言えるし、細々と年金で暮らしている老人の身内か知人の犯行。また、こういったアホ政治への不満を持つグループ、または組織の犯行とも考えられるが、何も分っていないし、分ったとしても全貌が明らかになるかも分らない。闇に消えているお金は腐るほどあるのにね・・・どこかで私腹を肥やしている政治家や官僚が貰う金額が正しく使われていればこんな事件が起きなかったのかもしれないとも言えるでしょ。

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