2010年8月17日火曜日

じぃーーーーーーーっと地面を見つめるハシボソ

アスファルトの上なんざぁいくら目を皿のようにして見たってエサなんて落ちてねーよ。

通勤途中。幹線道路の歩道を口を開けたままのハシボソガラスが、元気無さそうに下を見ながらモソモソ歩いていた。よほど腹が減ってるのか。急に立ち止まり小石くらいのものを拾い上げて飲み込む。
たぶん死んだ虫を見つけたのだろう。
飲み込んでからコッチを見て溜息のような仕草をする・・・(* ̄(エ) ̄) ん?

ひもじそうにしているヤツを見ると、それが何であれ可愛そうに見えてくる。
犬や猫はよほどガリガリに痩せてでも無い限り、腹減ってるのか構ってほしいのかぜんぜんわからん。

カラスの場合は一般人には分からないとは思うが、本当に腹が減っているというオーラを撒き散らしながらトボトボと歩いていることが多い。
それに、あからさまに人が何か食べているとトム&ジェリーのようなオーバーリアクションで舌なめずりしながら真っ直ぐにこちらを凝視してくる。おあずけ食らってる犬かよオマエは・・・

ハシボソガラスの場合。
「それすごく美味しそうですよね。もし、もしですよ。貴方がそれをもう食べないなら私にくれませんか?」
そんな感じ。

ハシブトガラスの場合は違う。
「よぉ!、にーちゃん、何か旨そうなもん食ってるね。オレ、腹が減ってるんだけど、それくれないか?」
そんな感じ。

ハトの場合。
「はやくゴハン。はやくゴハン。はやくゴハン。はやくゴハン。はやくゴハン。はやくゴハン。」
貰えて当然という態度。家禽だからしょうがないのだが。

カモメの場合。
「じーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・なんでオレに食べ物くれないの!」←逆切れ
という感じ。

スズメの場合。
「きたよー!、おぢちゃん!たべものちょーだい!ちょーだい!ちょーだい!」
か・・・かわいい・・・(*´Д`)=3 ←ダメニンゲン

ということが頻繁に。日常的に。日課のように。普段の生活のごく一部であるかのように・・・である。

外を生身で歩いていようものなら鳥まみれである。
だから、最近は外をなるべく歩かずに帰宅後は車で外食するか家に篭っている。

それでも玄関前には稲荷寿司の大群と、黒い大きなお客さんが来る。毎日2合の米と、50gのジャーキー。スズメ1羽がどんだけ食うのか分からないけど、50羽は来るな。ハシボソはAボス♂か、Aボスの夫婦。たまにCボスの♂。そういえば最近3歳ブト♂を見ないや・・・。

鳥ってーのは意外と特定の人間の無害さを見分ける能力がある。
今朝も車を止めたらハクセキレイのヒナが飛んできて、車の下を歩いて通過し、運転席側のドアの下から現れた・・・

Σ(゚(Д)゚ノ;)ノ ええええええ!?

一応、こっちをチラ見してたけど。
いったい何を考えてるのかよく分からない行動をオラの目の前でやってくれる。
凄く身近に来てくれるし、凄く意味深な態度を見せてくれるし、何かを訴えるかのような目をしたり態度を見せたり。

はらへったカラスもそうだけど、ヤツらの仕草を見ていると、人間に何かを訴えたいとしか思えない行動を取ることが多い。

以前、クチバシに釣り糸が絡まったオナガガモが、しゃがんでいるオラの目の前をチラチラ見ながら単独で通過したので釣り糸を取ってやろうと提案したけど、らわざとらしく急ぎ足で逃げた。でも、こう思ったのかも知れない。

通ったときに人間が自分を強引に捕まえて釣り糸を取ってくれたらラッキーだな。。でも、あからさまに人間に捕まるのは仲間に何て思われるかわからないので、いきなり捕まったみたいな感じなら、開放されたときに仲間に自慢できるし、釣り糸も取れて良いかも知れない・・・

そこまで計算高いのかどうか分からない。でも、時々見せる鳥たちの仕草は、本当にわざと人間にアピールしているような態度である。
それが分かるオラにしか、そう見えないのかも知れないし、オラみたいな鳥に過剰な信頼を得ている人間にしかそういう態度を示さないのか分からない。

きっと鳥にしか見えない何かのマークがオラには付いているのだろう。
顔に書いているかも知れないしな。

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