2019年3月25日月曜日

舎利石の形もできた気泡の形次第

 だから、溶岩が冷えて固まる時や、できた気泡が変形するとこんなもんだってできる。


ただし、余りに不格好過ぎるから規格外として弾かれるこういった舎利石はかなりの数に上る。

 でも、これでも一応は舎利石である痕跡を残している。 舎利石としての価値は無くてもパワーストーンとしては利用価値は有るだろう。

2019年3月23日土曜日

丸くて黒い石

  いつも舎利石を披露場所には卵型や丸や楕円で平べったいものは山ほど落ちているこの黒い石。

 舎利浜付近で拾ったこいつは丸くて厚みがあり、何だかずっしりと重くてすべすべしているのでマイ・コレクションでもかなり上位に入りそうだ。



 最近は特に舎利石という特殊な石を拾い集め、なかなか御目に掛かれないとまで言われる舎利母石なんぞも容易にゲットする。
 最近は色んな文献を読み漁っているのでこれまで以上に石に関する知識が深まっただけに余裕も生まれた。
 例えばこういった何でもない石ころでも、このような風貌になるまでにどのような経緯を経て来たのだろうと思うだけでも楽しい。

 そう、石はそういった想像をするだけでイライラも収まったり穏やかな気分にさせてくれる。この何でもないけど金属みたいにずっしり重い石ともなると、何か落ち着く。
 輝石拾いも面白いけど、たまにこういう石との巡り合いもいいかもね。

舎利母石の表面および、舎利石が零れ落ちた穴にも注目


 気力の有るうちに、舎利母石の状態が分るものをアップしておこう。
 解像度は1600pixで314dpi。印刷にも耐えうる解像度にしておいた。
最も状態の良い舎利母石の表面の拡大。
舎利石が母石より硬いので瑪瑙である舎利石のほうが削れにくく飛び出している。
右下に窪んだ部分があるのが分かるだろうか。
これは二酸化ケイ素が足りずに中心が空洞になったもの。
最も状態が良い舎利母石の裏側。高密度に粒揃いの舎利石が埋没している。

穴に注目。穴の内壁もザラザラしているので、基本的に舎利石の表面もザラザラしている。

こちらも同じく舎利母石の穴。

どうも、ここの舎利石は緑色のものが多い。


これも舎利母石の表面の穴に注目。
右の穴のように気泡が繋がっているものもあるので、舎利母石も歪なものがそこそこある。
お分かり頂けただろうか。このように気泡に後から二酸化ケイ素の成分が入り込んで舎利石が結晶化するので、舎利母石のザラザラした気泡の内壁の模様がそのまま舎利石の表面に転写されるということ。
 だから舎利石が波に揉まれて削れれば消すれるほど表面の特徴は失われるものの、埋まっている方の面の舎利石はザラザラが残っている。ある程度摩耗が進んでも大きいものは痕跡は一部に模様として残るが、あまり長い期間摩耗すると、表面の痕跡からではなく、内部構造により舎利石であったのか、全く違うのかを見極めなければならない。

しゃりぶいし / しゃりのははいし  舎利母石拾いました(多分)

しゃりぶいし / しゃりのははいし  舎利母石

 2019年3月21日、舎利母石を拾いました。

 拾った数個の舎利母石の中で最も特徴が合致しており、小さいですが間違い無さそうです。今別の道の駅でも舎利母石とされる10万円の石を見ましたので優劣は分かりませんが、ネットで見た見事な舎利母石よりは劣るものの、今別の舎利母石よりは小さいですが粒はこちらのほうが大きいという感じ。

 私が拾った舎利母石の中には今別の道の駅で売っている舎利母石並に内包する舎利石が小さいものもあります。

 先日は舎利浜付近で舎利石を拾い、今度は舎利浜付近で舎利母石を拾いましたので、今度こそ目的を100%達成したのではないかと。今度の舎利石拾いの趣味は開始から2ヶ月(出動回数10回)ほどでプロレベルに達しましたので、今後はライフワークに移行します。

 ただ、引き続き「交渉や相談やガイド依頼」は受け付けましょう。

2019年3月18日月曜日

本物の舎利石はどれ?

今日のお題「貴方が舎利石だと思うものを選んでください」


①は歪(いびつ)でカクカクしていてザラザラしていますね。ネットオークションでよく見ますね。値段は1000円スタートくらいのようです。

②はツルツルしていて米粒のようです。舎利=シャリ=米粒という形状に相応しいですね。これが舍利石なのでしょうか?

③は表面が凸凹ですが丸いですね。何かシミのような、濁りのようなものがあります。

 ④はツルツルのテカテカで綺麗です。


















答えです

 ①舎利石ではありません。ただの石英質の欠片です。屑石として海岸に戻しましょう。いつか磨かれて綺麗になるでしょう。

 ②微妙ですが違うようです。でも本物かも知れません。

 ③これが本物です。

 ④微妙ですね。よく見ますがこの4つの内の左下だけは舎利石でしょう。他は単なる水摩礫です。




2019年3月17日日曜日

大きな舎利石



 舎利石の特徴を表しつつも、色も大きさも良い。ただ、裏にはひび割れが有る。とても残念。

袰月海雲洞釈迦堂・舎利浜より直線300mで舎利石を発見!


 三度やってきました「一本木の舎利浜」ですが、山崎地区に行く前に調べたいことがあってここら一帯の浜を調べてみた。

←西端   舎利浜地区を端から端まで探索してみた。  東端→
端から端まで距離にして1,300メートル。2時間ほどかけて波打ち際を散策。

 護岸工事や防波堤、消波ブロックで舎利浜が全滅ではあるも、波の打ち寄せる隙間がある。現地にて湾の端から端まで歩けばそれが見える。
 目に見える物理現象から作用を考える理系の脳味噌なら特段難しいことではない。津波のシュミレーターを見たことがあるなら、あれをリアルで想像することでその隙間は見える。 あとは、その作用を受ける場所には波による侵食が見られるので、その付近に堆積するのではないかと推測してみた。

これ、そのまんま置いてきた。サンゴっぽいのは持ってくればよかったかなぁ・・・
2時間でこれっぽっち・・・こりゃ舎利浜で瑪瑙探しはほぼ無理で、オークションに出回っているこれと似たような偽舎利石も、今別町山崎中宇田で採ったただの屑石であると確信できる。

 でも、人と同じことをやらないのが自分。普通、そこは探さないだろうという所に入り込んでみる・・・ふっふっふ・・・(おっと失礼)

これが本物の舎利石である。文句なんぞ付けようがない。舎利浜で拾った舎利石。
探し始めて10分。案の定その岩の陰には砂利が堆積しており、特大1個。大豆ほどの2個。小豆ほどの1個を授かった。しかもこの特大サイズの風合いは個人的に好みだ。まさに宝として申し分なし。光ってはいないがこの堂々とした姿には何か感じるものがある。普段から身につけておくにはどうしようか考えさせられる。穴は開けたくないし。

 知人の言葉を借りるなら石は授かるものである。舎利石というものを知り、通い詰め、文献と写真を読み漁り、現地の地形を読み、這いつくばって探すこと2ヶ月。本物の舎利石の特徴を調べて1週間。宝探しという目的は達した。

 これで私も紛うかた無き舎利石収集者である。入手困難と言われた舎利浜での舎利石拾いは、別の視点からの観察と実行により目的を達成していることがその証明。


 ひとつ、仮説を立てようか。

 消波ブロックは作って運ぶよりも、現地に金型を持っていって、現地で作ることが普通だそうだ。とすればどうだろう。もしやここの護岸や消波ブロック、防波堤の砂利や砂ってさ・・・舎利石がめちゃくちゃ混じってるんじゃないの?。

 と思って探索してみると・・・

舎利石特有の凹みが3つ見えているね。形状はハッキリ分からないけど、これも舎利石だよ。

 ああ、やっぱりですか・・・これは相当量の舎利石がここらのコンクリートに混じってるんだろうね。だって、このコンクリに使用されている砂利の組成が、ここらへんの砂利の組成と同じなんだから。


 アホだね、バカだね、残念だねー・・・消波ブロック1個のお値段が下手すると時価にして数百万~数千万の価値があるんじゃないかな。

 ちなみに道の駅いまべつの売店では2~3ミリほどの舎利石が1粒=1,000円。開眼させていないものだろうけど、願いが叶う的大袈裟な売り文句が書かれていたぞ。真言宗の寺に持っていってお経でも読ませたんですか?それ。

 自分が浜に打ち上げられた舎利石を拾い集めた数451

 これは海底にある舎利母石が波と砂利の侵食を受けて剥がれ落ち、海岸に打ち寄せられたもの。形成過程とその姿は舎利石の特徴と合致する。ただし、舎利浜産ではないが、いま、オークションや通販で出回っている大半が舎利浜で採れたものではないことは分かったし、その姿は似ても似つかない偽物であるから価値としてはこちらの方が遥かに上である。

 見栄えが良い瑪瑙の粒は既に2千を簡単に超える。屑石まで数えるとたぶんその5倍以上倍じゃないかと。確率を上げるためには数を拾う。後からきちんと鑑定するとその中には確かに舎利石である痕跡のあるものが含まれている。特徴はこのブログの前のものに多数の「舎利石的特徴の分かるマクロ撮影」を多数用意しているので参考にしてほしい。

 この1月下旬から3月中旬まで行なった舎利石探しはそろそろ終わりとしよう。ただ、舎利母石探しはライフワークとして今後も続く。舎利浜で拾った大粒の舎利石は非常に希少であるから譲渡には応じられないが、その近辺(袰月海雲洞釈迦堂から半径2km以上4km以内)のものは応相談で応じることにする。

 なにせ、その451粒は真冬の津軽海峡の沿岸でずぶ濡れになりながら拾った数千の瑪瑙の粒から選別した舎利石なので、例え一般人の十数倍の効率で拾える自分でもそれなりに苦労しているし、青森市からの往復にかかるガソリン代も半端ない。
 収集にかけた時間も百数十時間。劣悪な環境下での作業であり危険手当と交通費と考えれば、自分で交通費をかけて探しに行って空振りということを考えればそれでも安いと思える価格での応相談。

 ただし、これがあれば願いは叶うとか大袈裟なことは絶対に言わない。1粒1万円!とか馬鹿な値段もふっかけない。これは舎利石であってもきちんとした儀式やお経も読み聞かせていない、開眼していないただの石ころである。(舎利石の知識を得る元となったサイトへの感謝も含めてここは重要な要素として言い切る)

 そんな石ころを個人が石に向かってお願いしたりお経のテープを聞かせたり、何かを唱えたところでこれが仏舎利になることはない。仏舎利としての功徳を得るのはきちんとした過程(工程)が必要なことだそうだ。(ネットでお坊さんもそう言ってるし)

 だから貴方は割に合う価格で手に入れられると思う。バカな値段もふっかけない。石も1個じゃ寂しいだろうから鑑定の結果、舎利石ではなかった綺麗な瑪瑙もおまけで何個か付けよう。パワーストーン的にはさざれ石で浄化するってよく言うじゃない。だからオマケはさざれ石としての意味で付属する。

 さあ、貴方はこの石ころにどんな価値を見出すのかな?。まあ、高く買い取ってくれる人が居れば、多趣味である自分の今後の趣味や生活レベルの向上で、何かまたとんでもない趣味に走って誰かが得をするということはあるだろう。

舎利浜で拾った15ミリの大きな舎利石。光ってはないが風格は素晴らしい。
これは授かりものなので100万円でも売らないぞぉ!!!

2019年3月15日金曜日

舎利石 顕微鏡モード写真 OLYMPUS TG-5 (更に行くよぉ)

 今度は 1024x684pix / 96dpi なのでウェブ用ですね。PCやスマホの画面で見る限りでは問題ない解像度です。

 これだけの写真を見れば、多分、頭で理解するよりも、「ああ、これだ!、これのことかっ!」と脊髄反射でゲットできるかも知れないですなぁ。 実際のところ、痕跡が1つしか無いけど、舎利石である要件を満たしている他の要素で判別できるようになるかも知れない。




表面が透明に近く、中心部分が濁っているものは舎利石の特徴のひとつ。














表面の凹凸は摩耗で消えたが模様が残っているもの









ぶっ! 鼻みたい

これも核が濁っているので舎利石

これも核が濁っているので舎利石




これも核が濁っているので舎利石




表面の穴に不純物が混じっているのは母石のもの。




凸凹が残ってる部分が母石に食い込んでいた側。削れているのは母石から露出していた部分。




母石の模様がくっきり。母石の跡の黒い粒もある。










おそらく、こういったものが舎利浜にはたくさん落ちていたのではないかな










同じく、これらの画像を使用する場合には 撮影者:あおもりくま と表示してください。