2019年9月24日火曜日

舎利石と舎利母石が採れなくなるリスクが進行中です

かつて舎利浜が護岸工事で消滅し、日本の仏舎利としてもっとも一般的な舎利石を採取できた場所が消滅したように、またしても舎利石消滅の危機が迫っています。

 たぶん、今知っておかないと全国のお寺から僧侶が舎利石を拾いに来る例の場所もいつかは幻の場所となるかも知れません。

 ある現象には、その結果に対する作用があってそのような事が起きると関連付け。または想定できます。たとえば今週の舎利石の収穫量ははっきり言えば異常です。
 7時間で2千を超える5ミリ以下の舎利石を拾うというのはこれまで経験がありません。過去最大を更新し続けるにしても限度があります。私が最初に舎利石を拾い始めた頃は目が慣れていないので100程度。それからスキルが上がって300平均です。しかし、700,1400、2000と増え続けると何かが起こってるという推測ができます。

 つまり海流の変化です。これまで浜に上がらなかった舎利石がある作用で流れ着くように成ったと関連付けられます。いまは多く採れるので良いかもしれません。でも、その作用が進行すると逆に流れ着く量がある日突然、極端に減る可能性もあります。

 今月に入ってから気づいたのは与茂内に消波ブロックを置き始めたこと。日曜日に入手した情報によると、袰月の集落のある湾にかなり大きな消波ブロックを置く計画があること。

 そう、海流の流れが変わってしまうことで舎利石が流れ着かなくなるかも知れないのです。袰月に置かれるという大きな消波ブロックについては不明です。与茂内の方は道路から見ることができます。

 袰月の方は昭和中期の工事で舎利浜が失われ袰月地区では舎利石もほぼ採れません。舎利母石も大きなものはもう見つかりません。せいぜいミニサイスのものだけです。そしてそれすらも採れなくなるかも知れないということです。

 青森県の、ある一部の地域でしか採れないものがまた大きな影響を受けるリスクが進行中です。私には何もできませんが、全国のお寺または各宗派の総本山から行政に働きかけることは出来るでしょう。
 工事をする側からすれば、それは生活のために必要な工事かもしれませんが、日本の仏舎利として有名な舎利石が失われるリスクは彼らにとって割とどうでも良いことです。でも、またしても繰り返されるその行ないについては疑問が残ります。

 舎利石採取については私には単なるマイブームに過ぎませんし、現状でこれを売ってメシを食っている訳ではありません。採れなくなればまた別の趣味に走るだけです。ただ、これを必要としている一部の人は日本全国に多数居ます。だから私が出来ることはこうして情報をネットに上げるだけです。

 現状は飽きるまで拾い続けるという予定です。今後失われる可能性があるなら、採れるうちに採っておこう。かつて私が生まれる前に消滅した舎利浜には行けません。でも、いま拾える場所があるから、そこが消滅するまでは私ができることをやっているに過ぎないのです。

 舎利石が生まれるプロセスは非常に稀なようで、しかもその舎利石もまた面白い特性を持っています。石好きとしても非常に興味深い。偽物が氾濫している現状ではその魅力はあまり知られていないようですが、実際に浜でひと粒ずつ手で拾うその地味な作業もまた楽しくなる魅力があります。

 はてさて、採れなくなるのか、それとも大量に打ち上げられて早々に枯渇するのか。観察とその結果は気づいたことがあればこまめにネットにはアップしますが、早めに拾えるだけ拾っておく。これだけは誰にでもできるでしょう。

2019年9月23日月曜日

リュウゼツラン属 アガベ 三十三間堂の開花(その後)

ニュースで紹介されていた竜舌蘭の三十三間堂のその後を撮影してきました。
ニュースではツボミに近かったのですが、1週間経った現在は一番下の花が見頃。先端のツボミまで開花するのはまだまだ先かもしれない。

花が咲けるくらいまで成長した株


花が咲いた株と大きさが分かるアングル


角度を変えて撮影


花の拡大


花が咲いて1年経った株。親株が枯れて花のあった場所には子株がムカゴのように成長していた。


三十三間堂の子供


大きな写真を見たい人は Wikipediaの写真をどうぞ。下のギャラリーからそれぞれの写真に飛べます。

このように、風景では状況がわかる写真を。被写体がある時は状態がわかる写真を撮るという撮り方の工夫をします。

依って、狭い場所で全体を撮れない時はステッチングや360度カメラなどを使用して広角の写真を提供できます。


一眼レフだから良い写真。コンデジだから良くない写真というわけではありません。暗い場所ならまだしも、写真はあくまでもカメラの性能によって良し悪しが決まるわけでもなく、最終的には感性と工夫によって魅せる事ができます。

小粒の舎利石中心に拾ってみた結果

 一昨日は仕事が終わってからシャワー浴びてすぐに今別に移動。車中泊にて早朝に備える。夜中は結構寒いくらいに気温も下がり非常に寝やすかった。

 朝の5時に起床。メシを食べてから袰月に移動して母石探し。


30分後・・・











まあ、そこそこの収穫といったところか。

要らないのはいつもの穴蔵に放り込む。


早々にあっちに移動して舎利石探し。先週と様相がガラリと変わり最高の状態になってました。その結果、なんと5x5mほどの広さで7時間粘って2000粒を超える小粒の舎利石をゲット!。




いつものように滝で舎利石を念入りに洗う。うーん美味しそう。




15時頃、お食事処高野崎へ移動してメシ。今日の収穫を見せるとその量に驚愕していた。やはりオラの舎利石収集スキルは他を圧倒しているらしい。


これは醤油ラーメン。500円なのにタケノコや布海苔まで入っている。

そして重要な情報を得る。なんと、某所で販売している舎利石は自然のままではなく、バレル研磨しているそうだ。

個人的にそれって価値が下がるんじゃないの?と思うんだけど。



オラはこの表面の微妙な凹凸がありながらも、この光沢ってのが舎利石らしさだと思ってる。バレル研磨してツルツルにしちゃったら、それこそ人工舎利石と見分けがつかないではないか?

2019年9月18日水曜日

舎利母石の拡大写真


成長途中で珪酸分不足となった舎利石。中心部の空洞には石英の結晶が見える。


十分な珪酸分が空洞に入り込んで硬い結晶となった舎利石。






2019年9月16日月曜日

よっしゃ! ついでなんで あそこも撮るぞ!

崩落で通行止め!www


まあ、いいか。







まあ、機会があればまた行こう。

今別 なんとか潜り・・・

今別町 松陰くぐりだった。

ストリートビューが無いので撮ってきた。

っていうかさ、民家の敷地か何か知らないけど、通っていいの???
テトラの上を通って撮影してきたけど、これって今別町でちゃんと看板とかで表示しないとダメでしょ。

一番奥の建物は民家だか小屋だかわかんないけど、あれは不法占拠じゃないのかな?。



まあ、とりあえず、テトラの上を歩いて奥へ・・・SVも変な経路になってしまったし、両手が塞がってるのでバランス感覚が悪いと落ちる。しかもサンダルだったし。



とりあえず、目的は達成した。

あれ?今日って雨の予報じゃなかったっけ? 晴れたので舎利石&母石探しに行く。

 昨日の恐山でのストリートビュー撮影で足腰が痛かったので、どうせ雨だろうと今日は寝てようかと思ったのだがっ!・・・晴れやがった。
 まあ、家で寝ててもまた起きたら寝るの繰り返しもアホくさいので老体にムチ打って出掛けることにした。ヤレヤレだぜぇ。

 先に早いもの勝ちってことで舎利母石ゲットだぜぇ!


水際を攻める!攻めまくる! 濡れてたほうが分かりやすいからな。



うむ。今日は期待できそうだ。





大物を続々とゲット。密度もこれまでより高め。良い良い。


小さいけど密度高め。


しかも青だぜぇ! きゃっほー!



うんうん。いいぞぉ!


うっ・・・びみょー。まあ、いいか。ゲットしておこう。



こういう細長いのは滅多に拾えない。



白系では良さげな方だ。


このタイプは乾いていると見つけにくい。濡れていれば見つけやすい。



うーん、削れまくり・・・非常に惜しい!惜しいー!







おおお!いいぞいいぞ!









うーん、ショボくなってきたな。今日はこの辺でやめておこう。

そして、選別して不要なものはいつもの隠し場所へ。

続いてカルセドニー探し。舎利石はしばらくいいや。

と思ってたのだが、今日の砂利の溜まり具合は舎利石探しに好都合だったので拾い始める。うーん、昼でやめよう。



いいねいいね、こういうの好き。


13時・・・飽きた。さて、洗いに行こう。袰月海運洞釈迦堂へ。


 舎利母石はタワシでゴシゴシ!。表面の柔らかい部分の安山岩の除去も兼ねる。舎利石も綺麗に見えるようになる。
 舎利石はザルを回すように念入りに洗浄&塩抜き。キッチンペーパーで拭いて、風に当てて天日乾燥。

 今日は1~3ミリを中心に採ったので少なく見えるが300くらいかな。