でも、今年の累計は前年より途方もなく少ない。前回と前々回とで合計300粒未満。それ以前はションボリだ。
1日に数百から千数百を毎週土日と祝日
に採っていた去年前半から一昨年が懐かしい。
例の消波ブロック設置の悪影響が酷すぎる。今日、袰月の住人と話をしたんだけど、五十年前は袰月の集落から与茂内まで浜続きで、歩いて来れたという貴重な情報を得た。こういう生の情報は有り難い。
つまりだ。このままだと、浜が消えて舎利石は山崎湾からも消滅するかもって話だ。袰月の舎利浜に続き、人の手による舎利石が採れる第二の浜の消滅も有り得る。(ここ、テストにでま.....せん)
先週の台風の影響で9/13-14は海が大荒れ。海岸は波に飲まれて採取不能。今日は半年以上ぶりに舎利石が含まれた礫が大量に流れ着いた。前回は海岸がベストコンディションなのに舎利石がほぼゼロ。砂地でザルを振ってた。変なオジサン丸出し。その砂地も半分ほど砂と礫が入れ替わってた。暫くは楽しめそうだ。
今回は見ての通り1ミリ台が多数。2〜3ミリ真球(極上)も多い。黄色の半透明も結構採った。天然モノなので割合もグレードも色も形状も特徴もマチマチだ。人工舎利石なんぞ、この風合いは絶対に再現不可能だ。人気のツルテカ真球は在庫が少ないので助かる。
断面が丸に近いものも希少だからツルテカばかり指定さてると舎利石の特徴を持つ粒が余る。基本は指定がない限りバランス良く混ぜる。ツルテカだけ欲しい人は先に言ってくれ。全部ツルテカは単価設定違うから。僧侶に依って舎利石の好みが違うから指定されない時は基本的に色々と混ぜる。後から指定されたら単価再設定します。(ここ、重要)
舎利石の採取は経験者はわかると思うけど、普通は1日頑張って多くて100粒。一人で50〜80が良いところ。しかも、ハイグレードな小粒はほんの僅か。偽物やシーグラスが混ざってる時もあるよ。
オラの場合、冬は石拾いシーズンなので寒風の中で頭から長靴の中までずぶ濡れ。耐寒性能が異常に高いので6〜7時間くらいでも風邪ひかないし死なない。常人なら死ぬかもね。
夏は蚊とブユとアブとの攻防+炎天下の地獄で軽い熱中症になることも。ヒリヒリの真っ黒日焼け。シャワーが痛い。その後の肌ケア必須。ニベアローションがよく効くので欠かせない。
採れるかどうかは現地に行かないとわからないので往復2〜3時間の空振りも普通にある。ガソリン代だって満タンで4千円掛かるから馬鹿にならない。タイヤだって減る。車に潮の飛沫着いて白くなるんで錆びるから洗車もする。しかも朝は早起き。帰宅は真っ暗。結構ハードだ。
よーく考えよう。
毎日ガラっと状態が変わる海岸。満潮過ぎて舎利石が全く採れない日も当たり前。在っても見つけ難い藁の中から針を探すような地味すぎる作業。
今別までの交通費。レンタカー代。宿泊費。茶菓弁当代。その他諸々の経費。必要数に何日掛かるかな?。
これらに掛かる費用を払わない代わりに、確実に本物の鉱物として正しい舎利石が買える。しかもほぼ実費負担に等しいか、それ以下。ボッタクリなし。国宝として納められている舎利石よりも舎利石らしい姿をしている。
オラの労力や出費。身体能力+特殊スキルに見合わない対価。確実にオラは大赤字だから。
それでも高いと言える? 単なるこれまでの経費の回収に過ぎない。だから商売ですらない。儲けが無いんだから。
だからオラが面倒なら無理に売る必要もない。安くても速やかなる取引には、儲け度外視で過剰なオマケが付属するのがその理由。リピーターさんのみぞ知る事実。
で、今度、注文方法のテンプレ作る。オラは電話もメールも貴重な人生の無駄遣いだし、SNSも人生の貴重な時間の浪費と認識している人間だから、要件は何でも簡潔かつ手短に願いたい。
時は金なり。人生は有限なのだ。
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