2023年7月1日土曜日

軽自動車は下駄代わりという記事を見かけて、古今の軽について考える

オラが子供の頃は軽自動車は48万円くらいで実に質素な造りだった。代表的なのがスズキアルトと三菱ミニカ。それこそ、乗れれば良い。走れば良いって感じで、後ろの座席は質素で狭く尻が痛くなるような素材の軽貨物車登録。今や、下手な普通車よりもお高い軽自動車。軽だからと馬鹿にする一部の見栄っ張りは無視しても構わないほどに登録数は普通乗用車に迫っている勢い。しかも造りは昔と違ってかなり快適だ。

現在、下駄代わりなのはアルトやミラなどスズキとダイハツの2社しか製造しておらず、他には軽貨物自動車(要するに4ナンバーの商用車)であり、昔に比べたらメーカー希望小売価格は倍化したものの、性能も燃費もかなり向上しており、昔の商用車よりも乗り心地は良い。それに構造強度の増加と軽規格の拡大により大きさと排気量がアップして、狭くない。

概ね100万円かそれ以下で買える車が下限と見ると、大半は2WDで4WDが付くと100万円は厳しいかな、っと。まあ、それでも軽トラなんかをカスタマイズしてアウトドアに活用している「余暇を楽しむための玩具として」カスタマイズしたものが注目されている。

オラがオススメなのは軽バンだね。

オラも今乗ってるエブリイを3cmほど車高上げしたかったのだが、「まあ、いいか」って感じでこのまま乗る予定。近所で楽しむよりも、長距離を移動して彼方此方で寝るとなると、強風時の車高上げは安定性が落ちる上に寝ている時の揺れが半端ないだろうなって理由。

オラの車選びの基準というものはいつも書いているとおり、移動するセカンドハウスだ。行く先々で宿を予約する必要のない移動する別荘でもある。依って、通勤は全く問題ないのでメインの通勤はクリア。車中泊についてはもう何泊したっけ?そろそろ3ヶ月だし、月に8回としても24回ほどか。家と変わらずぐっすりとも言えないが睡眠に支障はない。というのも家の布団ですらキャンプしているときと大差ないものを使用しているから、車の寝床のほうが快適かもしれない。

つまり、車での寝心地の方を良くしている。理由は単純。オラは何処でも寝られるという重要なスキルを持っているので、災害時に家を失ってもどこでも寝られるから。

ということで、軽バン(軽1BOX)が最適解。広い空間。中での着替えも非常に楽。窮屈さを感じないことで精神的にも楽でストレスは無い。まさに最強のマイカーである。


さて、ここで下駄代わりの車の最低価格を見てみよう。

スズキ:アルト 105万円(諸費用込み:任意保険含まず)※2WD

    同 4WDの最低ライン 118万円( 〃 )

ダイハツ:ミラ・イースB 2WD 86万円(諸費用・任意保険含まず)※96万円

     同 4WDの最低ライン 99万円( 〃 )※109万円

これが乗用車として気兼ねなく乗れる見た目の車。ミラの方がスタイリッシュで安いね。これはもう好みだね。アルトのほうが可愛らしいと思うが。

軽トラだって十分な足だよ

次に、本当に下駄代わり。車であり、乗れれば何でも良いというケース。軽トラだ。

スズキ:キャリイ KC 2WD 5MT 75万円(乗り出し84万円)

    同 KC 4WD 4AT 115万円( 〃 124万円)

ダイハツ:ハイゼット・トラック スタンダード 2WD 102万円(諸費用含まず)

     同 4WD CVT 118万円( 〃 )

汚れ物をボンボンと荷台に放り込み、汚れればホースで洗い流せれば良い。主に2人でしか乗らないのであればこれでレジャーは十分だってこと。日本の軽トラってのは世界に誇れる性能を持ったトラックで、海外では人気が高い。日本でもカスタマイズして格好良くドレスアップした軽トラは可愛さと格好良さを併せ持っている。荷台にテントを張ったり、荷台に載せられる小屋を用意すればキャンピングカーとしてもイケる。ただし、リクライニングはスーパーキャリイやハイゼットラックジャンボだけ。リクライニングできないタイプは長距離移動には疲労がたまる。


最後に、用途がめちゃくちゃ広い、軽バン。

スズキ:エブリイ PA・ハイルーフ 2WD 5MT 99万円(諸費用含まず)

     同 PA・ハイルーフ 4WD 4AT 125万円(諸費用含まず)

ダイハツ:ハイゼット・カーゴ スペシャル 2WD 5MT 105万円( 〃 )

     同 4WD CVT 126万円( 〃 )

普段使いの足として使いながら、後部荷室はもうひとつの自室。オラがそうしている。これで通勤し、出勤までの時間と昼休みは後室でタブレットに動画を流して寛いでいる。休みの日はこれでどこへでも出掛けて行って、現地で遊んで疲れて寝て起きてまた遊ぶ。長距離ドライブでは適当に道の駅やゆとりの駐車帯で仮眠。実に自由なライフスタイルを実現できる最強のアイテムだ。

オラのエブリイは PA Limited 4AT(4WD) EVAS-L5(5BD-DA17V)で、軽貨物(税金5千円)、オートマ、パートタイム4WD、タンク容量37(警告灯→満タンで32L。つまりガス欠の警告灯が点灯しても余裕は5Lあり)で、燃費は街乗りで17㎞/L。郊外で20~30km/L。高速道路で75~80㎞時に25~35km/L。車両総重量は890kg。荷物はオラを含めて150kg程度。最大航続距離は650~700㎞以上である。オートマは燃費がマニュアルより悪いと言われているが、意識したエコドライブを行えば、マニュアルなんかよりも遥かに走る。

親が子供に買い与える最初の車は性能が低いほうがよい。

親が子供に就職祝いとして車を買ってあげるなら、高級セダンやスポーツカーで事故られて、友達ごと死亡フラグをおっ立てるよりも、軽バンを乗らせたほうが安心だよね。

「親の金で大学行って、入学祝に買ってもらった高級車やスポーツカーを乗り回し、運転技能が未熟なまま、ふざけて友達に自慢しながらアホなスピード出して事故り、本人以外が死傷するケース。非常にありがちで親の危機意識ゼロがまる分かり」

そんな事故って県内でも何件も発生しているしね。中には高級車でもないけど軽自動車に定員を遥かに上回る友達を乗せて酒のんで事故ったケースもあるくらいだから、一概に購入者やスポーツカーに当てはまらないのだけど。親が未熟な子供に買い与える車なんて、普通に走れれば良いんだよ。学生の内は大学を卒業するまでバイトもしていない子は22歳でも子供なわけで、社会的責任の自覚はないだろうさ。ああ、今は18歳から大人なんだっけ?。

軽じゃチャラい遊びもできないし、余暇の楽しみ方も幅が出る。大学に車で通っても、暇な時間を車内で潰せる。友達を3人乗せてレジャーに行くとしてもラゲッジには荷物をたくさん積めるし、4人も乗ったらスピードなんか出ない。だから暴走して事故ることもない。自然と安全運転が身につく。のんびり走る楽しさを味わえるし、余暇の楽しみ方が変われば将来は子供への影響も大きいし、その後の人生を大きく変えるかもね。子供には野外でのたくさんの経験を積ませたほうが死亡確率は圧倒的に減る。

外で遊ぶための車としても軽バンは最強

にわかアウトドアブームに乗っかって、慣れないアウトドアやレジャーがコロナ禍で増え、子供が行方不明になったり、川で流されて死亡するという風物死は、親が野外活動での経験が少ない故に注意するべき点を知らないからだ。子供のころは如何に多くの時間を外で遊ばせるかであって、その時にしか習得できない能力の開花を促すべきだと思う。

家の中でゲームして遊ぶなんてことは別に中高になれば好きなだけ出来るんだし、幼稚園か小学校の内に外でたくさん遊ぶほうが身体的スキルを伸ばす良い機会なんだけど、それがイマイチ理解できていない親が多すぎる。

オラは幼稚園に入る前から山菜採りに付いて行ったから山で迷うということが理解できない感じ。目印なんて植生や地形でたくさんあるのに。

なので、何処にでも行けて、いっぱい荷物を積めて、数人でわいわい彼方此方に行くという楽しみ方を満喫するのには軽バンは人も荷物も運べ、旅にまで対応できるすごい車なのだ。

ちなみにオラの車は前の車の下取り込みで135万円くらいだね。見積もり額は140万円だ。オプション無し、諸経費込、下取り無しなら127万円だ。最低ラインで4WDを選んで値切れば何も付けなければ120万円で乗り出しも可能だろう。色は他に乗っていない色を選んだのだが、オラが乗り始めてから、みんな同じ色を選んでいるのがそこかしこで見かけてしまう。こんな筈では無かったのだが?。

色を考えないと安全性や快適度に関わる。

黒っぽい色は相手から視認される速度が遅い。危険感受性が低く、必要に応じてライトを付けるなどの操作をしない場合、暗い色は他車から見えにくく、事故の確率が上がるほか、夏は黒い色ほど車内温度が急上昇する。

明るい色の車は暗くても目立つが汚れやサビも目立ちやすい。夏は熱の反射が多く、暗い色よりも車内温度が高くなるのは遅い。ただ、白っぽい色は吹雪の時に相手に視認されにくく、ライトを点灯していないと正面衝突のリスクは上がる。

赤やオレンジ、黄色などは視認性が高いし、目立つので割り込みもされにくくなる。目立つ色に薄暗い時間のライトオンでもっと目立つ。逆にグレーやシルバーは夕暮れや早朝に目立たない。道路の色に同化されやすく、黒は雨の日の道路に溶け込む。これも薄暮時のライト点灯の習慣が必要。安いグレードは色の選択が少ないので、白、シルバーしか無い事も多い。自分の車の色が周囲の色に対して目立つのか、目立たないのかまで考えよう。

今の車の安全装置

一部を除いて、レーダーやカメラ付きなので最低限のサポートシステムは付いている。オラの車はサポカー機能無しを選択したのだが、オートライトとスリップコントロールは付いてる。ABSやエアバックは付いていないのはクラシックな中古車くらいで稀。自動ブレーキや車線逸脱、車間距離の警告とか、オートクルーズとかバックモニターに後退駐車のサポートなどなど、余計な機能が盛り沢山。これだと軽なのに240万円とか280万円とか馬鹿な価格に成るというもの。自分の運転技能に即したものを選ぼう。

そもそも、付いているから事故らないということはない。機械は所詮、機械である。ベテランドライバーの危険予知のようなAIなど搭載されていないし、実現もしていない。見えているものから判断する機械。見えていないものをリスク評価するベテランの勘。AIに何をさせるか設計する人間が運転経験豊富とも限らないし、逆にスーパーゴールド免許28年のオラくらのAIを搭載した自動運転の車なんて、まだ先の話である。だって、見えているものしか判断できないコンピューターってさ、雪で見えない路面標識を記憶して訳でも無いし、消えかかった表示まで脳内補正して予測することまでできないでしょ。

自動運転に於いて、リアルな事例への対処を考えるのであれば、オラの運転を機械に教えた方法が良いよ。要するに繰り返し、機械が判断した運転に対して、オラの運転で補正させるやつ、で、機械が判断しなかった部分をオラが判断して減速したり停止したケースを機械がケースを追加して学習するってことだね。

機械は赤外線やらミリ波レーダーなどで人間が視認できないものを見ることが出来るが、オラは機械が感知できない夜間に遠くを横切る人間・道路に転がっている何かまで視認できているし、もしも対向車が来たらという今見えていないが、来たら危ないのでこうしようって予測や危険回避まで機械にできるとは思えない。人間にはできるが、機械にはまだ未来予測までは無理だ。そこはやはり人間がするべきで、それは経験であって安全装置がてんこ盛りだろうと絶対に安心できない。

ま、付いていれば高くなるし、何も付いていないものもまだ選べるってことだよ。本来はそういうの人間がやってたんだもの、人間が退化しているから機械が補うって形になるんだろうけど、オラは機械には強くても機械を信用してないので、全部を自分で判断して自分の運転操作スキルで回避してきた。だから何も付いていない方が安心なんだよね。


ま、そんな感じ。取り敢えず、免許は持っとけ。就職にも影響するんだから。取るなら準中型以上だね。今の普通免許だと1.5トラック(バン)すら運転できないんだから。

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