でも冬にしかできない遊びもある。
しかしながら、昔は子供だけで作って遊んでいた冬だけのお楽しみも、ここ30年ほど見ていない。
ウチらがガキの時の遊びと言えば外でソリやミニスキー、雪で斜面を作るのもみんな子供だけでやってた。
雪合戦に、雪の上で遊泳。そのままモグラのように潜って別の場所に出る。灯籠作ったり、雪だるま作ったり、竃倉(かまくら)も。
大人がこの中でやるとすればかまくらだろう。この中で火鉢を使って餅を焼いて食いたい。
ここ暫く見ていないのには以下のことが考えられる。
今の子供たちには
1.作成難易度が高い。
2.家の中で遊ぶ手段が豊富。
3.寒がりで体力が無いので風邪をひく。
4.生き埋めになるので禁止。
5.酸欠で死亡するので危険。
とかあるのだろうか。殆どが親が危ないからとか風邪をひくので禁止されてるっぽい理由しか思いつかない。
実際はどうなのか知らん。
因みに、オラは一人でも大人パワーにモノを言わせて簡単に作れるぞ。子供の頃にやる遊びの定番だし。
例えばオラが近所の公園に勝手に作ったとしよう。でもその日の内に壊さないと危険だからだ。
理由は前述の通り。しかも事故が起きれば作ったやつが悪いと言われるのがオチ。
何でもかんでも他人のせいにしたがるからね。それが一番怖い。
こういうのは子供だけで危険性も含めて考えてやらないと、どんどん危険感受性が落ちる。
かまくらを作れるというのは雪山で遭難した時に役立つスキルでもある。別に雪を盛り上げてから作る必要はない。構造上、崩れないように穴を掘って、入り口から風雪が入り込まないような工夫など、作ってる内にスキルアップしていく。
要するに雪洞を掘るスキル。酸欠防止の工夫。風雪が入り込まない工夫。大雪で入り口が塞がれない工夫など奥が深い。
鎌倉の中は暖かく感じるが、風除けが出来るだけでも温かい。そして雪の中は基本的に0度くらい。自分の発した熱や、少ない暖房でも熱が籠りやすい。
雪山では風雪に晒される為に体温を奪われ同時に体力を奪われる。でもかまくらや雪洞の中では辛うじてテントの中程度の温度は確保できるので、死亡率は下げられる。
その予行演習としての遊びだと思えば良い。どうしたら崩れず、風を遮り、空気の循環を確保して、生き埋めにならない工夫ができるか。
大人が子どもに是非とも体験させておいた方が良い遊びだと思うけどね。
それに、車中泊以上にこの中で寛ぐのは楽しいぞ。雪は光を反射するので少ない明かりでも中は明るい。ロウソクだけでも結構だ。最近は何でも安いからLEDランタンでもOKだしね。
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