「90代誤嚥死に2365万円賠償判決」に医療・介護界騒然…現役医師「訴訟回避の胃ろうで寝たきり老人が激増する」
イラストが状況のリアルさを表しているね。
考えるまでもなく、これを人間として生きていると言えるのだろうか。
動物的な視点で見ることが当たり前のオラとしては、自分のことを自分でできなくなった動物はただ死を待つのみの存在として見ている。
こういった生態系に寄与せず放置すれば死んでしまう状態の生き物を、現代医療により生き長らえさせることには甚だ疑問。拘束されたり、糞尿まみれて暴れるとか、もはや人ではない。
生きているという条件には何らかの生産に参加するのだと思う。
脳はしっかりしていて思考も問題なく、執筆や芸術を生み出すことができる。頭を使う仕事もできるし、ハッキリとした論理的思考により人類や社会に貢献できる状態を人として生きていると呼べるのでは無いだろうか。
オラも母も、この寝たきりで食事も排泄も介助なしではできない状態を生きているとは思っていない。幾ら高齢により食べ物を飲み込むことができないとはいえ、ゼリーという安全なものでさえも無理ならもう逝かせたほうが楽でしょう。
「これはスイッチ切って貰ったほうが楽になるよね。」
双方とも延命措置には反対の意見。これは働ける世代の人間を拘束して生産性を著しく低下させる状態だという認識だ。どうせ、自分というか自我というか自分という個の認識もできない。別途から見える範囲が世界のすべてってのはね。
ここからはラノベやSFの世界だけど・・・
それこそ食事ではなく血管からの栄養摂取のみ。尿管には管。薬も自動的にAIが判断して投与され、大の方の排泄は無しって状態。頭にはフルダイブのヘルメットが装着され、仮想空間に入居者を放り込んだらどうなるのだろう。
身体は考えたとおりに電脳空間で自由に動くし、記憶の部分については外部ストレージで補えばそれなりに思考や創造性というものを発揮するのであれば、それはそれでAIに取って代わることの出来ない人間と呼べるのではなだろうか。介護施設というよりも、マトリックスの人間を発電所として使用しているアレに近い感じで、宇宙船のコールドスリープルームなどのようなスペースを有効活用できる状態での延命。
これらが可能になる頃には、電脳上での生活やロボットと接続することで現実世界での身体も得られるようになるのだろうか。現代では肉体の終わりが死と同義である以上、もしも脳だけでも人としての尊厳や義務を果たせるのであれば、それは多分人間であると思う。
脳の活動の低下の大半は、肉体の限界に引っ張られる。もしも脳が肉体を自由にコントロールできるように電脳空間やロボットを自分の体として自由に動かせるようになるのであれば、脳の老化というものはどうなるのだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿