結構大事なこと言ってるから参考にすると良い。
気配を使えない人はシンプルなあの方法で難を逃れられるかもしれないけど、ファブルのように堂々とクマ相手に威嚇行動ができるかは本人次第。ビビったら負けという点でも人間相手と似たようなものだ。
人間は理性をコントロールでき、知恵と体術という戦術が使える分だけ相手よりも弱くても負けない戦略が使える。但し、知恵と体術を自らの意思で獲得している人間も少ない。
人間の多くは恐怖に弱い。頭で解っていても体が動かないので行動に移すことができない。それも作中で見て取れる。
過去に心がぶっ壊れてたことがあるオラはその辺は冷静だ。加えて動物相手に感情を読む事ができるので最初の衝突が起きにくい。
目で察する。相手の感情に合わせる。身に迫る危険を初見で正しく理解し、威嚇や攻撃という次の段階に進む必要が無いように相手に理解させれば対策は無用。
気配を使えれば他は不要とも言えるが、五感の先にあるものなので感覚的に使えるようになるには長い時間を多くの動物と過ごして共通の認識を手に入れなければならない。
どこに行っても人間慣れしている動物は初対面でも話が通じる事は過去の日記でも書いている通り。
動物同士の共通認識を使える人間であれば初対面の動物でも一方的に攻撃しては来ない。
たぶん、作中のファブル自身も使える能力だと思うんだけどね。そこはやはりこの作品のファブルは徹底した現実主義で合理主義者というキャラなのだろう。敢えて睨んだだけでクマが逃げるというシーンを書かなかった理由が解る気がする。
ま、睨んだだけで動物を撃退するとかリアルでも稀だろうし、真似する価値もない愚策だ。
基本は「我関せず」だからだ。
興味がない。関心がない。見なかった事にする。
そんなわざとらしい態度が動物同士では通用する。狩る狩られる者同士が一緒の場所で飯食ったり水飲んだり。見たことあるでしょ?。あの空気が読めるかな?。
冷静さを欠いた不必要なリアクションを取ったら最後。ファブルのように大声で叫び木を蹴飛ばし、大きく見せるように手を広げて叫ぶしか無い。
多分、ファブルだけだったら、アレすらも起こらなかったとも言える。無用なトラブルを避けるのも動物としては当たり前の行動原則だからだ。
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