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2011年3月13日日曜日

被害の比較的少ない青森県で必要なもの

八戸市が県内で一番大きな被害を受けた。
死者も隣の町村も合わせて数人出ているが死亡者数は宮城や福島などと比べて非常に少ない。
家を失って避難所暮らしの人も居る。八戸市は都市ガスの供給を制限し始めている。
ガスを送るための電力が無いためだ。八戸市には電気水道ガスが足りない。

県内全域では特に八戸市を中心としてだがガソリンが不足している。
被害の少なかった太平洋側の内陸部。地震のみで死傷者数が非常に少ない日本海側でもガソリンの供給が危なくなっている。
大都市と違って青森というか東北の殆どの地域では交通機関がショボいので30分や1時間待ちなど当たり前。1日に数本なんて地域も珍しくも無い。
だから車社会の青森では移動手段の車のガソリンが無いということは、そのまま移動手段を失うことになる。
食料の心配もあるだろうけど、経済活動を回復するには乗用車にガソリンを。商用車には軽油が。まだ冬の青森では灯油が必要です。

他の家庭のことは不明だけど、保存性の高い食料品は常日頃から母に煩く言われるほど買いすぎと言われるが、頻繁に実家に帰れない自分の場合は災害に備えてお湯さえあればレトルトを暖めたり注いで飲めるカップスープを始め、栄養補助食品や乾麺類(ソーメン・ウドン)の備蓄はある。
もともと雪国である青森は冬場に備えて保存の利くものを買い置きする習慣がある。家庭にはそれぞれ漬物小屋があったくらいで、20年ほど前に無くなったお婆ちゃんには樽の中に漬かった漬物を見せてもらったことがある。昔の人のすることにはちゃんと理由があるのだ。

こんな北の地に居るのだから、今回のようなことがあれば途中の輸送経路を寸断されただけで色んな物資が不足することくらい純粋な雪国人であれば知ってて当然。備えて当然。
最悪、行政からの配給が必要な地域ではそういう配給があるだろうから食料品についてはしばらく心配ないということで良いでしょう。
オラ自身も、一度うつ病で一人暮らしのヒキコモリしているし、各種の保存食は2週間分以上ある。電気水道ガスが復旧した津軽エリアではそれだけで凌ぐことも容易。もともと贅沢をしないから、普段の食べ物なんて死なない程度に食えればそれで良い。食えない人に比べたら食べられるだけで幸せなのだ。

一番必要なのはライフラインと暖房(八戸市)。もう既に3日も風呂に入れていない方も多いと思われるので、家を失った人にはやはり下着や服が必要と思われる。これもたぶん行政が何とかするだろうからやはり県内全域で灯油が一番必要だと思います。

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