Office 2003 と WindowsXP からのシフト 「Linux と Libre Office」に乗り換えられるか
企業や役所のパソコンは大半がまだWindowsXP と Offiice2003 であると思われる。
個人レベルでは別にパソコンやOfficeソフトが変わっても時間をかけて慣れるしか無い。
ただ、個人レベルで主に使うソフトウェアの種類にも寄るのだが、一番の問題は、XPでは動くソフトがWindows7や8で動かないこと。
これはWindows7や8のパソコンにWindowsXPをデュアルブートでインストールすれば問題ない。ただ、会社のネットワークに繋がったパソコンともなると、セキュリティーやブラウザで動くネットウェアの関係で異なるOSやブラウザに均一な動作を行なわせることが企業にとって資金的な枷になっている。
つまり、現状でWindowsXP SP3 に IE6.0という組み合わせで使っている企業は、Windows7に乗り換えたとしても、IE6.0が無いのでIE8や9に乗り換えなくてはならない。
いっそのこと、MozillaFirefoxで動くようにして、細かな部分はアドオンで対応させるという仕様にしてしまえば問題も無くせるはずなんだけど、企業というものはオープンソースに対して理解が無く、金を払うことが安心という構図ができてしまっている。これがオープンソースへの乗換えを阻害しているひとつの原因。
もうひとつは使う側の問題。現在、WindowsXPとMS Office2003でワープロや表計算。プレゼンなどを行なっている場合、Windows7や8に移行した段階でOffice2010への乗り換えは必至。
使い慣れたメニューバーとツールバーで使い勝手の良い環境を作れるOffice2003までのOfficeと違い、各種機能やツールボタンへのアクセスが非常に悪いリボンUIへの移行を余儀なくされる。
これも個人レベルでは慣れれば問題ないだろうし、使うしか無くなれば使いほか選択肢は無いのだ。でも、パソコンに抵抗の無い人間と、やっとこさ覚えた人間とでは前向きと後ろ向きにスッパリ分かれるところだろう。
特に、それが会社で使うOS(WindowsやLinuxなど)や生産ソフト(Office)を選ぶセクションの偉い人の個人的趣向に左右されやすい。
特に安全面に疎い場合、IE6.0のまま移行し続けるだろうし、IE6.0が如何に危ないブラウザだろうとも、ブラウザやOSに左右されやすいシステムを構築している以上、いつかはシステムの再構築や調整が必要になるのだ。
Web標準という言葉によってIEからユーザーが離れた例の第二次ブラウザ戦争がすでに懐かしく感じられる昨今。既にWeb標準への対応は殆どのブラウザで進んでいる。(IEを除く)
いつまでもMicrosotに大金を払って安心を買う次代でも無いだろう。そろそろ企業もMicrosoftを見限っても良いのではないか。
大体にして、企業や役所がWindows一色に染まっている時点で、もしも何かが起きた時(コンピューターウイルスへの大規模感染など)に対処できない。WindowsXPとIE6.0という組み合わせは非常に危険である。
たとえば韓国が国を挙げてクラック版のWindows(認証する機能を不正に書き換えて複数のパソコンにひとつのWindowsライセンスで違法インストールできるようにすること)を導入しMicorosftから途方も無い罰金を請求された件も記憶に新しい。クラック版だからWindowsUpDateできるのかどうか怪しいものだ。まぁ、Microsoftもバカじゃないんだからセキュリティーパッチをインストールできないクラック版Windowsパソコンにはそれなりの対抗策がしてあると思われる。
先日のサイバーテロでも、銀行の記録が吹っ飛んだり軍で使用している機器が一斉にダウンしてしまい、もしも北朝鮮に攻められたら本当に3時間で落とされるかも知れない状況を作ったことも友達が言うには有名な話のようだ。
流石に会社のPCを全部Macにしろ(会社が良くても取引先で困るケースがある)というのは流石に無謀ではあるが、もしもLinuxが万全なサポートを受けられる状態であればどうか・・・Macに乗り換えるのもLinuxに乗り換えるのも手間は一緒だ。むしろLinuxに慣れてしまえばライセンス料で後々に得をする。きっと最初は有償のLinuxを導入し、慣れた所で無償のLinuxに乗り換えればいい。
仮に2万台のWindowsとOfficeを導入しているパソコンがあれば、年間で4億円分のライセンス料が浮く計算だ。
さて、Linuxに関してはGUIも幾つかあるし、Windowsに近いものを導入すればいい。ブラウザはFirefoxやChromeが使えるから問題ない。OfficeはOpenOffice.orgから派生した Libre Office がある。 この互換OfficeソフトはAccessを除いてファイル互換があるので読み書きに不都合は無い。むしろツールバー方式を採っているのでOffice2007/2010よりは乗り換えも楽だろうということ。
まぁ、何につけても慣れは必要。維持費が掛かるOSに乗り換えるか、最初は慣れるまで有償で、慣れたら無償に乗り換えできるOSに乗り換えるかの違い。MacにもLinuxにもWindowsにもOpenOffice系のソフトはある。どれも無料だ。だから、WindowsのときにLibreOfficeに慣れさせて、それからWindowsからLinuxに乗り換えれば移行は比較的容易になりそうだ。
( ´(Д)`)y━~~~ たぶんな・・・
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