人間から見た上位存在とは
人間から見たら神や悪魔。超科学を使う宇宙人のようなものか。
では仮に、人間を上位存在とするなら、それらは動物や虫なのかと言えば違う気がする。
確かに人間単体では動物に勝てる相手と勝てない相手が居る。だから、喧嘩にならないほど強い絶対的な存在が上位存在とするならば、人間を殺すことが可能な動物や虫なんかも普通に居るんだし、相手にならない存在として上位存在を仮定するならば、人間も動物も虫も能力に大きな差があるとしても同類なのではないか。
それこそ、人間の上位存在が居るとしたら、その上位存在から見たら、人間も動物も虫も大して違わないのかも知れない。
オラの日常はここに書いている通り、動物。主に鳥さんに顔見知りが多い。彼らから見たオラは強者ではある。でも、それと同時にコミュニケーション対象であったり、困ったときに助けてくれたりメシを食わしてくれる変な生き物という存在ではあろう。
彼らから見てオラは自力で飛ぶことも出来ない不憫な生き物なのかもしれないけど、オラが飛べないことを知っている彼らは、地面に降りてオラとコミュニケーションを取ってくれる。精神的に相手の目線に立ってるオラに、彼らも同じ地面に立って相手をしてくれている訳だ。
自力で飛べない人間と、自力で飛べる鳥類。機動力では人間の完敗である。どう逆立ちしたって人間は素っ裸で空を自由に飛ぶ事などできない。ある意味で空を飛ぶという能力において彼らよりは下位の存在だ。
ただ、人間は道具を作り出したり空を飛ぶことも海に潜ることも宇宙に行くこともできるし、遠く離れた相手との交信や、多種多様な方法で、複雑な思考を相手に伝えることができる。そして、単体では勝てない相手を道具を用いて倒すこともできるし、体術によって、生物として自分より強い相手を倒すこともできる。
ここまでは日常的な比較。所詮、人間にだって、動物にだって個体差はあるし、その差は大きい。中型犬に食い殺される人間も居れば、軍用犬に勝てる人間も居るってこと。流石に生身でゾウに勝てる人間など居るわけがないが、知能も武器だとすれば、人間は道具という武器で地上のあらゆる動物を殺すことも守ることもできる。
生物から離れよう。
世の中は物理的な現象に溢れている。地球というこの星の中だけでも人間は自然災害に大してある程度の対処しかできない。つまり、人間がいくら地球をどうこうしても、最後には地球の自然に全滅させられる可能性だってある。
ではこの地球の上位存在は何か。 それは太陽であり、この太陽系という星系。 太陽系はこの天の川銀河。銀河はこの宇宙という存在が上位だ。
宇宙が終われば銀河も終わるし、銀河が終われば太陽系も終わる。太陽系が終われば地球も終わる。地球が終わればこの星に住んでる生き物は全部終わる。これほど単純明快な上位下位の比較は無いな。
人間は生態系を物凄い早さで壊すことができる。でも、自然が人間を駆逐してしまっても、自然は残った生物が回復してくれる。ある意味で、人間の上位存在とは生態系であり、この星の自然というものなのかも。
所詮、人間は人智を超えた奇跡や説明不能な現象を神や悪魔の仕業として崇め、恐れ、敬ってきた。その流れが今でも残っているに過ぎない。居るのではないか。いや、居て欲しいと願っているだけ。守ってくれると信じ、守って欲しいと願い、罰して欲しいと心のなかで思っている架空の存在。それが人間の上位存在なのかもしれない。地球上で最強の生物である人間にとって、上位存在は願望なのかも知れないなぁ・・・
( ´(Д)`)y━~~~ とか朝っぱらから考えてる。
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