先日(こないだの土曜日)の朝に浅虫駅の西側にある足湯でマッタリしてたらスズメがチュンチュク鳴きながら松の木の枝を行ったり来たり。観察してみると、松ぼっくりに停まって何かを引っこ抜いている。ああ、松の種ね。
ナッツに松の実があるくらいだから、その辺の松の実も食えるんだろうなぁ。とか思って見てた。
以前、その辺の松の木(多分、赤松とか黒松)の松ぼっくりを分解して種を食べたことがあるけどさ、松脂みたいな味がしたと記憶しているのだ。そう考えると、そんなに旨くないんじゃね?とか聞きたかったが、彼らにとっては高脂肪で貴重な食料。旨いとか不味いとかで食ってる訳じゃないんだよね。
で、いつもどおり声を掛けてみた。最初は「人間の方から仲間の声がする!どこだ!?」 とこっち見ながら仲間を探していた。足湯の屋根の梁の上からこっちを見下ろして「何?何処?」って顔してて思わず笑っちゃったが、彼らの思考パターンってのはおおよそ似たようなものだな。盛岡のスズメにも通じるんだし、山形のスズメにも通じる。ただこれだけは言える。都市部のスズメと郊外のスズメでは考え方がちょっと違うのだ。
やはり、人が近い距離にある場所では、人間に対して敵味方の識別をしようとする。郊外のスズメはあまり人間と直接関わろうなんて思う個体が少ないのか、無視または直ぐに逃げる。
で、浅虫は温泉街なんで、駅前のスズメともなるとそこそこ人間との関わりが強いのか、オラの声いに対して関心を持つという行動に出た訳だ。丁度手持ちのエサが無かったので手懐けるには至らなかったものの、先月、道の駅あさむしの駐車場に居たスズメにバームクーヘン玉を投げたら、食べ物とは認識しなかったので人がメシをくれるとは連想できなかったみたいだね。
オラの知り合いのスズメ共は毎朝、玄米(こないだ道の駅で買った屑米)とか、バームクーヘンとか結構贅沢なメシを食ってる訳だが、まぁ、奴らも味覚はちゃんとあるわけで、今朝なんか手持ちのバームクーヘンが無かったので食パンの白い部分を丸めて投げたら「ナニコレ?」みたいな顔して「コレジャナイ!」的な態度。これならまだ玄米のほうがマシじゃん!とか言いやがった。(白パン無視して玄米食べる的な嫌な態度を敢えてやるスズメの図)
まぁ、普通に玄米の方が彼らにとってはご馳走だろうし、栄養バランスも良かろう。 でも、雪が降ったらパンの耳でも食うんだよね。今はまだ食い物にはそうそう困る事はないという状況だけは分かった。