「ドコの誰だばナメシャベロ」詐欺撃退に津軽弁川柳 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「ドコの誰だばナメシャベロ」詐欺撃退に津軽弁川柳 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
マイミクさんの日記でこの記事に気づいたので、津軽弁と翻訳の正規表現について書いてみる。
「ジェンコ(金)送れ ドコの誰だば ナメシャベロ(名前を語れ)」
訛る前: 銭っこ送れ 何処の誰だ? 名前を喋ろ
「金戻る そったらだ話 ほにすんな(本気にするな)」
訛る前: 金が戻る そんな話 本気にすんな
「ちょっとまぢろ(待て) おいの(お前の)犬のなめ(名前) しゃべろ」
訛る前: ちょっと待て うちの犬の名前 喋ろ
記事の原文がどこのものか分らんけど、誤訳しているところを見ると津軽弁を間違って翻訳してるべ。
喋ろ 喋れ は 喋りなさい つまり、言え という意味になる。語れ などには訳さない。
おいの おらほの は同じで、 うちの うちらの または 我が家の という意味にもなる。
オマエの にはならない。
語るという意味に属する語はそのまま 語る に当り、
「ばがでねが! おめ、何、かだっちゃー(語っちゃー)んずよ!」
翻訳「馬鹿じゃないの? あんた、何を語ってるの?」
という具合に使うのが適切。
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