待ち伏せチュン
昼はさっさと寛ぎたかったので駅の立ち食い蕎麦で済ませ車でまったり・・・しようかと思って駐車場に行くと車の下に隠れていた親チュン4羽に襲撃された。
彼らにとっての1分1秒はいったいどれほどの尺度なのだろうと思うほどの催促ぶり。
迫り来る稲荷寿司ほどのイキモノがオラの後を執拗にチョチョチョチョンとついてくる。
ドアロックを解除して後部座席の足元に置いたパンに手を伸ばすまで待てなかったのだろうか、もう足元で無い首をかしげながらジロジロとこっち見てる・・・こっち見んな!w
新品の天然酵母パン@メープル味を細かく千切って放ると一斉に飛びつく3羽。その中でもひときわ落ち着き払っている覗き魔のドアミラーチュンだけは、待っていれば絶対にもらえると確信していて取り合いには参加しない方針を決めたような顔つきで「まだかよ?」とこっちを見ている。
いきなり物資が尽きるとは思っていないその確信は、パンの袋を破ったのを目撃したためなのだろうか。
どっかの誰かさんに似てアクビまでしやがって・・・
@どっかの誰かさん こと 公園チュンで過去最高の知能を誇った亡き知り合いチュン。
チュン共は自由である。
パンを腹いっぱい食うと御礼もせずにどこかへ消える。
腹が減ればこっちの都合もお構い無しにやってきて、さあ出せ、今すぐよこせと催促する。
絶対に危害が加えられない相手に対し、この20gも無い生き物は随分と余裕をぶっこいていると思う。
まぁ、確かに生命の保証も無い世界を生きていて、無償で食べ物を貰えるて尚且つ絶対に安全であると確信していれば、スズメほど臆病で警戒心の強い野鳥でさえ気を許すのだろうというオラの野鳥に対する生涯学習の一環としては確信を得る生きたデータの一部でしか無い。
本当に信頼を得ていたのは写真のチュンくらいで、そのチュンはオラの手から食事をゲットしたり、膝の上に乗ったり、オラの許可を求めてOKを貰ってから膝の上のパンを自分で千切って持って行くなど非常に変わったヤツだったのだ。
だからチュン共の中に、やたらとヤツに似ているのが現れると、こいつはどこまでオラを信用するかな?とか思ってしまう。
全く以ってスズメ目という鳥はローカルルールを学んでそれに順応するイキモノなんだなぁ・・・と実感する。