絶対失敗しない おいしい焼き芋の焼き方
これを知ったのは12年前。
当時はネットにすら上がっていない情報で、教えてもらったのは八戸市のりんご販促会。
長根運動公園の会場は外で寒く、近所の業者さんと暖を取りながら寒空の中でリンゴを売っていました。
「さて、芋でも焼くか」隣の業者のおじさんはそう言うと、濡れた新聞紙で芋を包み、更にアルミホイルで包んで薪の入った燃え盛る斗缶に・・・うぇ・・・真っ黒こげだべ?
いやいや、大丈夫だった。
新聞紙が熱を遮断して100度以上にならないのだ。
更に新聞紙は芋から出る水蒸気をも吸い取り、皮が焦げずに新聞紙だけ焦げる。
そうして出来上がった焼き芋は、でんぷんを糖にゆっくり変換され、ホクホクで真っ黄色のとても甘い焼き芋に仕上がるのだ。
この方法に感動したオラは、八戸ではこういうふうに美味しく失敗しない焼き芋を作るということで、事あるごとにネットに情報を流しつづけた。
いまではこの方法が広く知られるようになり、オラも嬉しい。
そう、この技法のはじまりは、旧南部藩領(青森県八戸市~岩手県二戸市周辺)で広く知られていた最強の焼き芋の焼き方なのだ。
なぜ、これを思い出したかというと、FORMAのCMで、「おじいちゃん、春だね・・・何か欲しいのか?・・・ほい、携帯」と落ち葉で焼いた焼き芋を出すシーンである。
ちなみに焼き芋を作るために必要な落ち葉はあんな量では焼けません。CM的演出です。少なくとも完全に乾燥した落ち葉が1㎥くらい必要です。細いサツマイモが5本入って100円とか、あんな細さでなら或いは可能かもしれません。それでも300Lくらいは必要でしょう。最低でも燃え盛る火が17分も続かないと中まで焼けないからです。
この焼き芋はストーブの上で煮炊きできる反射式ストーブやだるまストーブでも綺麗に仕上がります。
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