ちょっと発想が違うな。物流の2024年問題で青森と首都圏日通の距離が1日で行けない距離であること。
2024年問題で宮下青森県知事が国に要望 "地域の実情に応じた特例措置を"
青森のトラックだけ連続運転や1日の拘束時間を伸ばしてくれってのは結局は何も進まないんだよね。それに休憩時間をフェリーに充てがった場合の北海道のトッラックにも言えることなんだよ。
考え方を変えればこうだ。
土地の高い首都圏に物流センターや卸を置くのではなく、その外縁に構えることで都内の渋滞を避けられるようにすれば良い。これで拘束時間は減る。都内中心部に行く距離と時間を短縮できる。
簡単に言うと東京までの距離である750キロがNGなら東京までの距離が近いけど、田舎からは距離と時間が短縮できる場所を発着地にすれば良いってこと。青森から600キロ程度の位置ね。栃木とかがベストだね。
わざわざ都心に物流センターを儲けず、都心周辺で高速道路のインターに近い場所に積極的に企業の物流拠点を移すことで都内を走る大型トラックの流入を減らせる。郊外だととちも安いのでトラックの休憩する施設や駐車場を用意できやすい。東京の法人税の税収を減らせる。
要するに都心には小中規模の物流センターしか置けずに東京、埼玉、群馬、神奈川以外の場所を活用すれば良い。鈍重な大型車両が発進と停車を繰り返す都心部を避けるだけでも全然違うし。空いた土地は別の形(商業施設や企業誘致)で活用すれば良い。
要するに首都圏から大型物流を排除して首都圏に届きやすい場所に大型物流センターを配置し直すことで首都圏が攻撃を受けた際に物資まで巻き添えになることを防ぐ。都心で排出されるの二酸化炭素を減らせる。都内の渋滞も減らせる。交通事故も減る。いっそのこと、大型トラックの首都圏での通行制限を設ければいい。
物流には結節点というものがある。そこで方面別に仕分けることで無駄を減らす。積替えの手間が増えて輸送時間が増えるのだが、今の卸は多品種小ロットが大好きなので、それも禁止すれば良い。このせいで余計な人的リソースを浪費している。その多品種小ロットの仕分け作業ってのは個人消費者に対しては便利だが、企業として店に配送するには非常に時間的、人的な作業の無駄が多い。バラで何個納品とかマジで無駄。最低でもカートン単位とかね。ピッキングや積むものが細かくなればなるほど間で仕分け作業・確認作業が煩雑になる。労働力が足りなくなるのは、商品の小ロット化が原因だ。
水物に関してはパレット単位で企業努力しろと言いたい。というか、似たような商品が多すぎることが物流のネックとも言える。こんなに種類は要らないだろと思う。要するに昔の自販機と今の自販機を見比べてみれば良い。
昔の自販機の商品は売ってる商品の種類は少ないし合理的だったろ?。あれで良いと思うんだよね。ひとつの自販機に何種類のコーヒーとか突っ込んでるんだよってこと。商品数が多いほど、詰める方も積む方も、運ぶ方も、作る方も無駄が多くなるよね。コーヒーなんてブラック・砂糖入り・砂糖ミルク入りの3種類でいいじゃん。十何種類とか要らないじゃん。ま、ミツバチ減少でコーヒーが輸入できなくなれば大豆による代用コーヒーになって、◯◯産とか豆への拘りとか消えるか。
自動車なんてのも今じゃ共通部品だらけで車の外観が違うだけって感じ。車そのものも車種は多いけど皮(ボディー形状)が違うだけで中身はほぼ一緒。ハイト系ワゴンなんてメーカーが違ってもシルエットが似すぎて個性がないなら複数メーカーで細かなグレードを作る必要もないと思うんだけどね。これも無駄だと思うけど。個人的には車なんて上下2グレードで色と色の組み合わせだけ自由に選べれば、あとは社外パーツ屋さんに好き勝手バンパーやグリルのドレスアップをさせれば良いと思うけど。
世の中にはいろんな我儘が溢れていて、便利や小さな違いに一喜一憂し、差別化だのうちの商品はちょっとだけ違うとか無駄だらけだよね。中身なんてそんなに変わらないのに。競争は必要だけど、これだけ物価が上がるとね、少量多品種よりも大量少品種。安くて旨くて量が多ければ何でも良いとか思うけど。商品が違えばそれだけ棚の数も増えるし、パレットは別にして保管できる。いまはとても商品が細かくて無駄が多い。各種製造メーカーはもっと商品数を減らせと思うんだよね。それだと値段も下げられるでしょ。
その手間の削減は、そのまま流通や物流の手間の削減にも繋がる。
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