自炊と半自炊

自炊が長いと「以下省略」のセンスが冴える。で、それすら飽きると徹底的に「中略」と「以下略」になり、最終形態が「ビンボーめし」になる。

今はもう食えれば連続して半自炊とビンボーめしかな。要するに、炭水化物、タンパク質、食物繊維が揃っていて、それなりのバランスが取れる。

１日○品目を食べようなんてクソ真面目に自炊してたら物価高で食材なんぞ一回の買い物で五千円くらい行くぞ。

つまりだ。不足分は一番安いマルチビタミンとかで済ませて、それなりにカルシウムが取れれば良いんだろと。

良く考えてみよう。金が無いと安くて腹が膨れれば良いという人の場合は炭水化物に偏って、しかも塩分と脂肪分が多くなり野菜が圧倒的に足りなくなる。

カップ麺とオニギリとか。コンビニ弁当とか。ホカ弁が良い例でしょ。アレらは圧倒的に炭水化物と脂質と塩分が多い。

サラダを一品とか追加するよりも、同じ値段でカップ麺買うでしょ？。味噌汁だとカップ麺よりも圧倒的に体に良いものが含まれてるのに、カップメンを選ぶのが普通だ。かつてのオラみたいに。

で、半自炊は何時もの野菜と肉とうどんぶっ込めば終わりってやつだけど、一人で一回に食いきれない惣菜を買って冷凍機にイレ小分けして食う手がある。

必要な分を少しずつ順に丼に入れてチン。下から炭水化物。野菜、肉とか魚。これだと熱が良く入るし、最後に調味料を一回しすれば下まで味がつく。

今日はスーパーでイカリングフライと手羽先が安かった。味も付いてるからそのままおかずにできるけど、手羽先はうどんを煮るときにダシとしても煮ちゃえばダシと加熱が同時に。うどんを入れて、丼に移したらイカリングフライを乗せて、ネギかニラでもパラパラと振りかければ終わり。バラ岩海苔とかアオサを振りかけても良い。

完全な自炊だと材料費でも高額な上に調味料も多数用意しなきゃだし、時間がかかるので光熱費も掛かるし洗い物が増えるから水道代も掛かる。

でも半自炊だと時短と調味料の節約。ビンボーめしだとレンチンで丼ぶりひとつ。

そのときに安かったものを適宜混ぜても大丈夫な様に選んで買い置きしておけば、直ぐに使えて用意も一瞬。洗うのは丼だけ。生ゴミもほぼゼロ。調理時間の短さはそのまま生活費の節約になる。

後は時々帳尻を合わせてやればいい。

いま、毎日食ってる野菜はキャベツ。炭水化物はうどんと米。タンパク質は肉、魚、豆腐か納豆。果物は渋柿。

休みの日は産直や道の駅でくだもの屋野菜を買って、車の中でのそのまんまバリバリ食ってたりするのでカリウムやポリフェノールは足りてる。ビタミン不足はビタミンＣとＢを中心にEとかＤも摂ってるし、カルシウムは土のもの野菜に含まれてる。大根とかゴボウとか人参な。今安いし。旬の野菜は栄養価も高いんだ。

足りないのはオラの場合は食いたいものが不足してるものなんで、何が足りないのか感覚で分かる。そういう生活が長いもんで。

普通の人はたまには食いたいなーとか思うと、大抵は甘いものに走るけど、オラは逆。何か安くて美味しくないものを腹いっぱい食いたくなる。脳が欲しがるものは体に悪いものが多いんだよ。

だから敢えて大して美味しくもないけど安いから食うみたいな事して体に必要な栄養素を摂ってる。豆腐なんか一番安いでしょ。湯豆腐もこの季節にはバッチリ寒ければ麻婆豆腐に。腹が膨れるよね。麻婆豆腐だと飯（炭水化物）と油脂が多過ぎるけどたまには良い。辛いやつ食うと汗も出るし追加で唐辛子や山椒をバンバンぶっ掛けるんで。結構爽快だ。普段はあまり刺激物摂らないんで。

麻婆豆腐だと豆腐と一緒に刻んだ野菜も煮込んで水溶き片栗粉を少し多めにすると辛味五目餡掛けにもできるからね。

最終的には安くて色々と入ってて、それなりに美味ければ何でも良い。

ただ、元々はきちんと何でも作れるっ人じゃないと味のバランスなんて長年の勘なので自炊したことが無い人がアレコレぶち込んだり混ぜると生ゴミになるってだけの話。