詰め寄るチュン
無いの・・・もう無いんです・・・無いんだってば・・・
そう言っても、いや、何かあるはずだ!、前は粘ったら何か出てきたんだから!
帰宅時に車に戻ると足元に着弾するミサイル。茶色くて小さくてふわふわしたヤツだ。
買い置きのバームクーヘンが切れて何もやるものが無いから「無いんです」ジェスチャーを繰り返すも、諦めの悪いのが2羽ほど居る。そう、駅前チュン’sだ。
足元60cmほどで上目遣いをすると美味しい物が貰えると確信している連中だが、試しに1歩下がってみたらまた近づいてくる。また1歩・・・また詰め寄ってくる。また1歩・・・また詰め寄ってくる。しかも1歩下がるごとに10cm近づいてくる。オマエらは「だるまさんがころんだ」をしているのか?・・・最後はタッチして全力で逃げるのか?w
根負け・・・東鳩 オールレーズンを出す。これで勘弁な。でも、眼はこう言ってる。これは今食うヤツ。ウチの子にはもうちょっとしっとり系のやつが欲しいのよ!・・・そういう眼だ。いや、そう言ってるのだ。食べるだけで持って行かない。これはオラに分かるように考えて意思表示をしている。
ちっともコッチのお願いを聞いてくれないくせに、オラが小動物萌えなのを良い事に言いたい放題だ。
(*´(Д)`)=3 ちくしょー賢いヤツらめ・・・
この大豆ほどの脳の神経密度はどうなってるんだ?
スズメでさこうだ。カラスの脳細胞の密度は人間を遥かに超える。あの小さい脳で小学校1年生ほどの頭脳がある。
いや、最近の子供は自分で考えて行動する能力が低くなっているからある意味でカラスよりも危険回避能力や運動能力。空間認識能力は劣るだろうな。
何せ、あっちは明日には死ぬかも知れない生活を送っている。馬鹿が淘汰される世界だから残るのは頭の良い遺伝子だけ。そう考えるとカラスが知識や経験を大事にしていることもうなづける。
スズメはカラスには及びもしないほどの危険が待ち受けている。だけど小さいし何処にでも潜り込める。空中での機動力は非常に高く、知能もオラが知る限りとても高い。
彼らの自然淘汰率などもっと高い筈だ。だから生き残るためにできることをやるし、オラみたいなヤツにでも平気でモノを言ってくる。言葉なんてあまり必要が無い。誰であるかということが確認できればあとはそれまでの経験値で判断する。ここまでは大丈夫だった。今日はもうちょっと積極的に攻めてみよう。危なければ逃げればいい。どうせニンゲンは空を飛べない。
行動を観察してもう7年くらいになる。 研究室に飼ってる訳でも無いし、素のまんまの野鳥のスズメを拘束せずに観察している。 だからスズメもカラスも自分の意思で考えて、決めて、交渉してくる。 オラはもう彼らの行動パターンというか、思考パターンを読みきっている。だからどうすれば怖がるのかも。どうすれば気を許すのかも知っている。
こっちが構って欲しいときに呼べるし、アッチが用事があるときは向こうからぶっ飛んで来る。道を歩いていると普通に呼ばれるし、すぐに気付くから「オラを呼び止める」というやりとりを日常的にしている。もう、これは普通になってしまって、特別な事では無いのだ。
次にやること。
これが一番難しいのだが、手に乗せる。 これだ。