年越し刃物研ぎ
年越しそばを食ってから直ぐに酒を飲んで寝てしまった。起きたのは何時だろう?。
日付が変わる前にする事が無くて砥ぎ道具を出し、神社で汲んできた水で肥後守を4本砥いだ。
深夜の2時には眠くなってやめたが、まぁまぁの仕上がり。
不思議な事に、研いでいる最中に水の温度が上がらず、ずーっと冷たいままだったのが不思議といえば不思議である。
普通は温くなるものだけどね。
それにしても全鋼のくせに柔らかい。これ、本当に全鋼か?
4代目のときの全鋼よりも更に研ぎやすい。#1000でガシガシ削れる。こんなに簡単に整形出来るのは意外だ。最初に黒を1本だけ試しに砥いだ奴はもう少し硬かったが、今回の黒1本は刃先が柔らかすぎる。鉛筆を削っただけで刃先が変形するとか有り得ないだろう。
焼入れの違いだろうか。製造元がグラインダーで整形するときに刃先の角度が鋭角過ぎて強度が足りないとも言えるが、とりあえず、成形時の刃の角度は重要ってことだね。