事故分析
オラは職務上、色んな事故の発生状況を閲覧する機会がある。
自分のとこの支店での事故は当然、その事故状況を事細かに場所、写真、発生当時の状況などを元にして、その事故が起きた車両の動きを1枚の図に描き起こす。相手がある時は相手の車両の動きも写真を元に軌道をシュミレーションしてほぼ正確な事故概況図を作成する。
写真さえしっかり撮れていれば、事故現場なんぞGoogleSVと航空写真。接触箇所。破損した部位の物理現象から力の加わった正確な向きまで解る。
つまり、今は場所さえわかれば現場に行かなくても現場の詳細な視覚情報を得られる。事故の写真さえ有ればm現場の状況に、当該車両の大きさと旋回軌跡を重ね、事故写真に該当する軌道を割り出せば良い。結果として供述に矛盾が有ればバレるのだ。
今回は「場所」「GPSによる位置情報の記録から通行経路」「破損させた構造物の写真」の3つから事故概況図を作成してみた。一応、逆方向から進入した場合も想定して2枚。この時点で事故を発生させた本人の供述はこちらに全く伝わっていない。それでも9割がた正解であろう。このように、本人の供述よりも求められるのは、場所、進行方向、複数の写真だけ。
前回の事故はGPSによる位置情報の記録が、相手が突っ込んだ場所に問題があってバッテリーが破損。車載器に電源が供給されず送信前にデータが消えた。内部電源を持たない車載器を作った某一流企業は事故で電源が死亡することを想定していない大馬鹿のようで、現場の特定まで時間がかかった。というよりも、現場の特定をしなきゃならない時点で運転している人間が如何に説明能力(報告能力)が低いか解るのだが・・・。
5千円で買えるドラレコよりも機能が劣る高価な車載器。馬鹿だね~開発者は。ほんと間抜けの称号を与えたい。これじゃ高価な役立たず車載器のほかに、数千円のドラレコを予備として追加しなければならないくらい失敗作だ。
そもそも、事故に巻き込まれた(発生させた)本人からの正確な情報が事務方に伝わらない。説明することに慣れていないから説明がが下手。もしくは事故処理に全く関わる意思がないのか、写真すら撮影しない人が九割九分といったところ。そうなると、現場の責任者が事故現場に急行して写真を撮るのだが、その写真も破損部位に寄って撮ることが多く、周辺状況が写っていないなんてデフォルト。雪が降っていたんだから、タイヤ痕で相手の軌道が解るのに、その証拠を押さえていない。オラだったら100%相手の過失に持っていける写真が取れるんだよね。その事故直後の現場にいれば。
その現場に居合わせていない人間に、写真だけで状況を伝える撮り方ができるかどうか。これは風景写真がうまく撮れるかどうかの問題になる。風景写真というものは、自分が感じた感動を、その場に居合わせない人に如何に伝えられる写真を撮れるかに掛かっている。つまり、風景写真が得意だと、事故現場の写真撮影もハイレベルになる。撮影するカメラそのものの性能にも左右されるが、細かなニュアンスまで事故現場写真に求めていない。状況がわかる写真であれば暗いだとか美しくないだとかは関係ないのだ。
だってカメラ持ってないししょうがない・・・Σ( ̄(Д) ̄;) はぁ? 携帯にもスマホにもカメラ付いてるだろ!?
操作方法がわからない。カメラ使ったことがない。写真を撮り慣れていない・・・Σ( ̄(Д) ̄;) そういう問題ではない!とにかく色んな方向、色んな角度、色んな距離で撮りまくるんだよ!使える写真が20枚の内3枚だけでもいいんだから。不十分な写真でも、補足情報として有効なんだからw
と毎回イライラしているオラだった。しかも、昨日は15時に発生した事故が管理に伝わったのが退社時間まで1時間を切った頃・・・しょーもな・・・(;´(Д)`)=3