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2009年7月20日月曜日

争奪戦

海岸にビッコひいて(足を引きずって)行く。
スズメ・カモメ・ハシボソ・ハシブトが寄ってくる。

思慮深いハシボソ。特攻するカモメ。隙あらば掻っ攫うハシブト。周囲を気にしながら寄ってくるスズメ。

貰えることが前提にある西ボス一家は黙って静かに待つ。
子供たちは親とオラに交互にクレクレしてくる。
3つ子もそろそろ顔つきがあどけなさを残しつつハシボソの顔つきになっている。
それでも一人っ子の西2ハシボソボス子ほどではない。
子沢山だと、それだけ1羽に掛かる世話の頻度が下がって知能の発達が遅れるのだろうか。
体はさほど変わらないのだが、今年は何だか遅いような気がする。

スズメ共は少ないものの確実に半数が子供。
手馴れた親スズメはオラの顔を覗き込んで安全確認をしている。
公園を歩いてても足元に降りてくるのは知り合いのスズメ。
天気が悪く虫が隠れて見つからないのかエサやり人間の周りにはチュン群れが群れ蒸れである。
子スズメはまん丸でパタパタしてるから可愛い。既に独り立ちしている若い固体も多い。
大人のスズメの真似をして寄ってくるのも多くて、背伸びとまん丸の繰り返し。
こいつらが来年まで生き残る確率は半分以下。
寂しいものだが生態系の底辺に近いから仕方が無い。
より頭がよくて、より危険を察知できる優秀な個体が生き残る。

カモメの敵はカモメそのものとカラス。
こいつらは海に逃げればカラスを回避できる。
知性の欠片も無い公道と顔つき。
エサが貰えなければ悔しがりポーズをする。
まぁ、観察してて一番面白くない野鳥だ。

ハシボソの縄張りを無視して来るのがハシブト一家。
ほとんど怪我が治った西ボスさんは夫婦で威嚇のポーズをとる。
それでも無視して入ってくるハシブト。時々追い払うがハトの行動を学習して、追い払うと逃げないで来た方向に移動。
戻ると追い払った方向に移動。この回避行動が一番むかつく。
単体で相手にすると面白いのだが、夏場のハシブトは寄り付きも悪ければ、無差別に威嚇するし、ハシボソの警告も無視する厄介モノ。

海岸を出て中に・・・

西2ボス一家が飛んで来る。飛んでくるがやらない。
公園の中ではカラスにエサをやっちゃいけないので公園内の西2ボスには受け渡し場所を決めている。
そこにパンを千切って置いておけば後で勝手に食べる。
エサを無造作に撒くと一般人ウケが悪い行動をするが、他の野鳥よりも強いカラスだから、カラスの行動だって間違ってはいない。
共通の天敵である猫を追い払うのはカラスの仕事。他の野鳥はそれをあてにしている。
警戒網もカラスが担当しているから他の野鳥も猫の侵入を素早く察知できる。
カラスが嫌われているのは仕方が無いとしても、他の野鳥がカラスを頼りにしているのは事実だ。

だから、カラスには行儀を教えている。
ハシブトガラスには行儀を教えるのは無理だからハシボソに統制してもらう。
個体数は少ないがハシブトよりは頭が良くて行儀が良い。
エサをくれる人の言うことをちゃんと理解して聞く。
人間からエサを掻っ攫うのはハシブトの得意技。泥棒気質なんだよね。
ちゃんと人間に伺いを立てるのがハシボソの礼儀である。エサよりも儀礼や関係を大事にする。
カラスっていうだけで嫌われるのはどっちも同じだけど、ハシボソガラスには優しくして欲しいかな。

ちなみに東ボスにはもう3週間合っていない。
関係改善を望めないのならそれでいい。
人間を信用しないことは大事だ。子供はそう思っていないんだけどな。
2度も助けられたことをちゃんと覚えている。
親は誘拐されると勘違いしたまま。でもそれはそれでいい。
向こうから寄ってきて、勘違いで向こうから縁を切られる。
そんなこともあるだろう。人間だって同じだからな。
東ボスにはカラスの知能を測るのにだいぶお世話になったから一応は感謝している。

( ´(Д)`)y━~~~ 子供らも手が掛からなくなってきたしな。

頻度は下げているから自然のクイモンを覚えるだけ。
子育て支援はもう必要ない。
エサ探しの時間を余暇に取ってもらうことで遊びの中からどれだけ知能を発達させられるか。
カラスを飼っている人の日記とかも面白いし、マイミクさん家のカラスは面白いくらい喋る。
人間のパパ、ママと犬のお兄さんにハシブトの弟。
面白すぎる家族だ。
種族が違っても犬はお兄さんしているし、弟のハシブトはやんちゃで甘えん坊。
弟のやんちゃに困っている兄が可愛そうに思えるが、それでも噛み付くことは無い。
人間と動物。人間と犬とカラスでもちゃんと家族になれている日記は和むなぁ。

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