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2011年10月3日月曜日

稲荷寿司増量(黒糖饅頭か?)

青森は9月末までの蒸し蒸し感が無くなり肌寒い(他人が言うには寒いらしい)10月を迎えた。
脂肪を溜め込んでいるオラにしてみれば過ごしやすくなっただけで寒いという感覚は無いのだが、薄着の連中はやはり寒いと感じているらしく、稲荷寿司のご飯入れ過ぎバージョンというか、黒糖饅頭のように膨れ上がっている。

今朝も会社の駐車場にて自分の低位置に車をバックさせているところに丸いちっこいのがわらわらと地面スレスレを飛んできて無い首をしきりに回している。
さながら恐怖映画の殿堂「サスペリア」を髣髴とさせる首の回転率だ。

ちっこいやつらは朝飯を貰いに来るのだが、日によってどこかで食ってから来ることもあるようで、寒い日でも食欲が無いようにも見えるときがある。そういう日はいつも奪い合いの食事風景もどこか冷めてて、「こんなの食いたかねーよ」という顔をしながらわざわざ咥えたものを落としてからコッチを見るのである。

今日は昨日からの雨で比較的涼しい朝だったため連中は少し毛を逆立てており通常より丸くなっていた。食いつきもかなり良いが、覗き見チュンだけはいつものとおり他のチュン共が奪い合いをしているのを横目に、「おっちゃん、オレ大盛ね」という視線を投げつけてくる。

そうしているうちにハシボソガラスの親子が登場。こいつらはあまりオラを信用していないし、こっそり貰いに来てこっそり食うということをしないので嫌いだ。少し頭を使って道路から死角の場所に待機して、パンをゲットしたらさっさとどこかに飛んでいって、そこでゆっくり食えばいいのに、その場で食うから、エサをやるのも気が引けるというか、モロバレになるのであげたくない。

オラの一番顔見知りのハシボソガラスの西ボスさんは、いつも堂々と貰いにくるのだが、咥えたらすぐに飛び去る。だからオラの座ってる横にさりげなく置いておくと、さりげなく咥えて、さりげなく飛んでいく。まさにオラの希望通りの引渡し方法である。

スズメのような小さな野鳥では、別にその辺をチョンチョン跳ね回ろうと目立たないので何をしようが構わないのだが、カラスほど大きな鳥になると目立つので、せめてさりげなくを演じて欲しいものだ。
特にハシブトガラス共は騒ぐ、仲間を呼ぶ、リアクションが大きい、目立つ。いつまでも鳴いているということもあって、あまり相手にしないのだが、ハシブトガラスの中にもしっかりとオラの希望通りの行動をとってくれるのも居る。

カラスは賢いというが、あくまでもカラスの一部の個体がやたらと頭が良いというだけで、知能そのものの可能性としては平均的であるが、賢いかどうかはまた別の問題である。
これは人間も一緒で、「勉強の出来る人はイレギュラーに弱い」「賢い人は卒なく何でもそこそこ普通にやってのける」ということに似ていて、「頭の良い」と「賢い」は違うということを、カラスやスズメでも検証できるのだ。

まぁ、人間だろうが、鳥類だろうが、要領・記憶力・賢さの良し悪しには随分と個体差があるのだと実感することも多いが、賢さはやはり観察力の高さに一番比例するとわかるケースが多い。
あと、聞き分けの良い鳥類は人間の目を見てくる。聞き分けの悪い鳥類はエサしか見ていない。これも人間に当てはまることがあるのではないだろうか。

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